投稿者 asahi.com/0322 日時 2001 年 3 月 22 日 09:59:20:
携帯電話機の電波強度に上限、メーカーに義務化 総務省
総務省は21日、携帯電話の端末に、人体への影響が
指摘されている電磁波の許容基準を設け、メーカーに守
らせる方針を決めた。来年6月にも制度化する予定で、
必要な省令改正などの手続きに入る。現在でも「電波防
護指針」のなかで、安全とされる電磁波量の基準値を示
している。しかし、健康や脳の学習能力への影響につい
て不安が広がっている事情に配慮して、さらに厳しい規
制に乗り出す。
新しい「電波防護規制」は、体に密着させる携帯端末
が対象。新制度により、メーカーは指針で決められた電
磁波量の基準(体重1キロに対し2ワットの出力まで)
に従って端末を製造し、同時にそれを証明する義務が生
じる。
総務省電波環境課によると現在使われている携帯電話
の平均的な電磁波量は体重1キロに対し0.27ワット
程度で「安全性の指針を超えておらず、人体に悪影響は
ない」としている。しかし、携帯電話の利用者の急増に
伴い、心臓ペースメーカーをつけた人への影響などを懸
念する声も出ている。(07:27)