投稿者 yomiuri.co.jp/01/20010318 日時 2001 年 3 月 18 日 18:45:26:
集団的自衛権行使を提言
自民党国防部会(依田智治部会長)は、国際法上権利を有しているものの憲法上行使できないとされている集団的自衛権について、行使を可能することなどを柱とした政策提言を三月末までにまとめる。
関係者が十八日明らかにした原案によると、集団的自衛権の行使ができないことで「有事の際に、日米が共同で紛争の抑止にあたる場合に支障がきたすことが懸念される」と明記し、政府解釈変更のために国家安全保障基本法(仮称)といった新法を制定、「集団的自衛権の行使、国連の集団的安全保障への参加などの範囲を明確に規定する方向での検討を進める」としている。自衛隊を武力組織として規定することも重要と指摘している。
また、緊急事態法制については、「国家・国民の安全を確保するために是非とも必要なもの」とし、政府がこれまで進めてきた有事法制研究を踏まえ、法制化を目指した検討作業を開始するとしている。
同部会では、この提言を亀井政調会長ら党幹部にも報告し、政府に検討を促す方針だ。
(3月18日18:02)