投稿者 asahi.com/0318 日時 2001 年 3 月 18 日 18:41:52:
「有事法制化視野に検討」 森首相、防大卒業式で訓示
森喜朗首相は18日、神奈川県横須賀市の防衛大学校卒業式の訓示で、他国からの武力攻撃に備えた有事法制について「法制化を視野に入れた所要の検討を鋭意進めていく」と述べた。首相は1月の施政方針演説では「法制化」という言葉を使わずに「検討を開始する」と表明していたが、一歩踏み込んだ表現になった。
森首相は法制化を検討する理由として「自衛隊が文民統制の下で国家、国民の安全を確保するために必要であり、平時においてこそ備えておくべきものだ」と語った。
有事法制について政府は1977年から法制化を前提とせずに検討してきた。昨年の防大卒業式では小渕恵三首相(当時=故人)が「有事法制は避けて通れない問題だ」と法制化に積極的な姿勢を示していた。
防大によると、今年度の卒業生は留学生6人を含め357人。このうち民間企業に就職するなど任官拒否者は19人だった。(18:45)