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投稿者 佐藤雅彦 日時 2001 年 3 月 15 日 06:35:38:
「日本発の世界恐慌」を演出する条件は整った……
●100年まえに、大英帝国が南アフリカで汚い戦争をしていたとき、
新興工業国として欧州大陸で突出しつつあったドイツの皇帝が
キツ〜イ英国批判を行ない、大英帝国をえらく怒らせたわけですが、
英国ではドイツの世界的評価を落とすために猛烈な心理戦争を
仕掛けたのでした。 それはドイツを“北方蛮族”の国と決めつけ、
英国流「民主主義」【笑】を受容できない欠陥国家と欠陥民族である、
というイメージを世界中にばらまくという戦略でした。この情報心理
戦争はむろん第一次世界大戦中にはさかんに展開され、のちに
英国の政治家が告白本を出していますが、すでに「ドイツ人は敵兵
の肉を食ってる」とか「敵国民を大量殺戮して石鹸を作っている」など
というデマをメディア宣伝していたとのこと。
●強制収容所だって、そもそもは南ア戦争で英国が設置したのに、
いまではナチス・ドイツの専売特許のように見なすというパブリック
イメージが確立していますしね。
●泡沫景気は必然的に暴落するわけで、それをいかに利用するか、
というのが長期的な政治経済戦略なわけですが、CFRが発動していた
大恐慌準備プログラムというのは、そういう性質のものでしょう。
●問題は、誰(どこ)を「悪者」にして責任転嫁をするか、それをいかに
もっともらしく演出するか、ということでしょう。 この点については、
米国の政治経済支配層は、1929年大恐慌で苦い思いをしています。
「20世紀半ばのファシズムと世界大戦のきっかけを作ったのは、
米国発で世界を襲った大恐慌であった」という“歴史”が確立し、
人類史のなかで永久に語り継がれていくわけですから。
●“森の人”オランウータン財務大臣の宮沢喜一は、このあたりの
ことを知ってるんじゃないかな。大恐慌はいつか必ずおきる。が、
米国のダメージを軽く済ませることさえできれば、パラサイト国家の
日本としては、瓦礫の中からでも復興できる……。サンフランシスコ
対米講和会議の頃から米日関係にコミットしてきた宮沢は、日本が
「世界恐慌の震源地」という汚名を引き受けて米国に恩を売る、という
捨て身の覚悟なのかも……。勲章もんの売国奴ですが、将来は
修身の教科書に載るかも。【笑】 米国の忠犬「キイチ公」は仲間を
すべて犠牲にしてでも飼い主のブッシュ坊やの名誉を守り続け
ました……ってね。
●オランウータン財務大臣の大恐慌直前のトボケぶりをみていると、
彼もCFR・３極委員会の歯車として、米国の“予定された経済危機”の
エンガチョ工作に手を貸している――というか“日本元凶化”工作の
案内・誘導役を担っている――としか思えませんな。 さもなきゃ本当
にボケてるとしか見えないけど、それはたぶん“演技”でしょうな。
「義務と演技」……。なんだか倦怠期の夫婦生活を描いた小説のよう
なフレーズですが、日米関係ってのは、そういうもんなんでしょうな。
●「日本発・世界恐慌」というシナリオは、少なくとも英米やフランス
のメディアにとっては、ミール落下劇のようなスペクタクルとして報じ
られています。本当に落下するのは米国の“ニューエコノミー”なんだ
ろうけど、それを「ニッポンの転落」にスリ替えるところが、文学的レト
リックとしての巧みな手際なんでしょうな。
●でも、すり替えを許すようなスキを修復できなかったニッポ
ンが「悪者」にされてもしょうがねえか。売国奴が政治牛耳っ
てきたしなあ……。
●エモやんが、長嶋茂雄総理が日本を救う、という主旨の
本を出すそうな。閣僚はサッチャーやゴルビーなどの外人選手
を大枚はたいて買いそろえた、顔ぶれだけは“最強”の陣容に
なるでしょうな。【笑】
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REAL WORLD NEWS 03/14/2001
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JAPAN HURTLING TOWARD MAJOR ECONOMIC CRISIS
●重大な経済危機へと雪崩れ込むニッポン
With the stock market plunging to 16-year lows, talk of
deflationary dangers and a morass of confusion in its political
leadership, Japan appears to be headed toward a serious economic
crisis. Surprisingly, a sense of crisis is hard to find among the
public here. Most Japanese don't own stocks. Lower prices are seen
by many as good news in a notoriously expensive nation. And
back-room bickering over who might replace this country's lame-duck
prime minister is viewed as no more than another Kabuki play.
●株式市場が16年ぶりに急降下してドツボにはまり、デフレの危機
さえ語られ始める始末。なのに政治家たちは混乱の泥沼のなかで
手も足も出ない……。日本は明らかに、重大な経済危機に向けて
真っ逆さまに墜落しつつある。 ところが国民大衆は危機感を抱い
ていないようだから、たまげてしまう。国民の大部分は株を保有して
いない。“価格破壊”の進行を、いい兆しだとばかり思っている。
物価の高さでは世界有数という悪名たかいお国柄なのだから、
しかたがないのか……。そして政治家たちは、といえば、足手まとい
（レイムダック）の首相の後釜に誰を据えるかをめぐって、密室で
口論をつづけるばかり。これじゃ歌舞伎の茶番にすぎないってのに……。
http://www.foxnews.com/world/031301/japan.sml
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