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投稿者 from VIO 日時 2001 年 3 月 09 日 09:54:16:
回答先: ECHELONの弱点をパッチするCIA 投稿者 えきさいたー 日時 2001 年 3 月 07 日 16:54:49:
ECHELONの欠点を補うCIA
http://anon.free.anonymizer.com/http://www.theregister.co.uk/content/8/17361.html
Thomas C Greene ワシントン
06/03/2001（07時47分）グリニッチ標準時
ECHELONと呼ばれる米国国家安全保障局（NSA)の電子盗聴システムについて、誇大妄想的とも言える大騒ぎが起こっている。それに
対する大きな異論としては、単に次のことを考えてみればよい。すなわち、エシュロンを使おうとするスパイたちは、文字どおりノイズ
の洪水に埋もれてしまって、重要なものを的確に抽出するのが極めて困難になっている、ということである。
しかし、今や、米国中央情報局（CIA）は、明らかにNSAからの支援と指導を受けて、その不具合を克服するために大きな一歩を踏み
出そうとしている。
ロイター電によれば、CIAの「高度情報技術室」は、数多くのデータ抽出機能を開発し、電子的コミュニケーションの盗聴者の負担を
軽くしようとしている。
まず最初はオアシスと呼ばれるコンピュータ・プログラムだ。音声信号を自動的にテキスト変換し、読解や検索に便利がよい。
しかも、オアシスは十分に「声」を聞き分けることができる。したがって、いわば“放送”（たとえば携帯電話による会議中の電話）
を盗聴すると、それを起こした原稿が生成され、話し手についても、「男性１」「女性１」「男性２」「女性２」といった具合に識別す
るのである。
原稿がある時点でどうも間違っているように見えた場合であるとか、あるいは失望するほど退屈な場合には、オペレータは容易に「放
送」の関連個所に耳を傾けて
機械の正確さをチェックすることができる。たとえば、 「会話を認識する」（"recognize speech"）が実際には「美しい浜辺を台無し
にする」（"wreck a nice beach,"）かどうか判断して（野田注：英語の音が似ているため）、そういった誤りが起きないように適当な
文言を挿入するという具合だ。
オアシスはまた、検索語からキーワードを自動的に参照する。従って、「テロ＊」という言葉を検索すると、「トラック爆弾」という
フレーズを含んだテキストが抽出されるのである。
ロイターによれば、CIAは、スパイにとって有用な言語、たとえばアラビア語や中国語についても、オアシスを開発計画中であるとい
う。
次に注目したいのが、FLUENT（「流暢」）と呼ばれるソフトウェア・ツールだ。オペレータは、このソフトを使うことで、自分が理
解できない言語で書かれた文献についても、母国語で検索することができる。
英語を母国語とし、教養はないけれども、高い訓練を積んだ者、たとえば、医学、教育、女性学、技術、創作、経済学やあるいはコン
ピュータ科学といった反教養的な擬似学問で博士号を持っているような者を想像してみるといい。当然のことながら語学には無縁だが、
重大な国家安全保障上の任務を課されているとしよう。
この人物が、中国が核弾頭についてこれまでどのような出版物を出してきたか、知る必要がある場合どうするか。
解決策がある。FLUENTは“核弾頭”という言葉を英語で検索することができる。中国語（もちろんほかのどの言語でもよい）文献を
拾い出して、それを翻訳・評価できる語学能力を持つ人に委ねることができるのだ。素晴らしいことではないか？
ロイターによれば、現在のところ、FLUENTは、中国語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、セルブ・クロアチア語、ウクライナ語に
対応している。
しかし、言及されてない言語は、上に上げられたもの以上に示唆的である。どうして日本語、アラビア語、スペイン語、ヘブライ語、
それにフランス語が含まれていないのか？ラオス語やナバホ後であればないのも理解できる。しかし、上の言語が含まれないのはどうい
う理由からか。怠慢と偏見、あるいは見当違いな確信の現れなのか。
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