投稿者 佐藤雅彦 日時 2000 年 12 月 29 日 03:52:54:
『TIME』誌表紙のブッシュの顔に
サブリミナル「sex」メッセージが??
ウィルソン・ブライアン・キー博士のイカガわしい「サブリミナル刺激を使ったマスメディアによるマインドコントロール」説については、バブル経済破綻の煽りを食ってすでに倒壊したセゾングループ系の出版社から、彼の著作の翻訳本が何冊も出ているから、古本屋で探せば手に入ると思います。そういやセゾングループは、80年代ネオ・ジャポネスク的オカルト・ファシズム復興運動にずいぶんと貢献した会社でした。(筑波大学で1984年に開催された日仏合同筑波オカルトシンポジウムについては拙著『現代医学の大逆説』にシンポの裏事情を書いておきました。) 竹本忠雄がらみで先日もここに投稿しましたが、三島由紀夫の弔いイベントも、こうしたオカルト・ファシズム復興運動に━━すくなくとも人脈的に━━関係しています。ところで、先日、三島の憂国忌について調べていて知ったのですが、堤清二って人は、憂国忌のスポンサーだったらしいですね。この人、何考えているのかミステリーな部分が多い。(経済的に絶頂だった頃は、欧州大陸系━━フランス系(?)━━のエスタブリッシュメントに取り入っていたようでもあるし……。)
さて、ブライアン・キーの話に戻しますが、オウム真理教が例の「地下鉄サリン事件」で1995年に“公衆の敵ナンバーワン”になり始めた頃、彼らの宣伝雑誌━━『ヴァジナヤーラ・サッチャ』だっけかな━━で、キー博士の“告発”の手口を真似て、皇太子妃マサコさんの写真に「sex」の文字があふれているという、笑える告発記事が載っていたものです。
そのキー博士、今も健在だったんですね。『TIME』誌の表紙に噛みついている。この人、また新しい本でも出すのかしら? それにしても、なんだか日本の芸能ジャーナリズムのデヴィ夫人や十勝花子のようなスタンスで、ちとキツいですな。
問題の『TIME』誌の表紙写真は、今なら英文検索で「TIME MAGAZINE」をキーワードにすれば、同誌のサイトにつながるので、そこで見ることが出来ます。ヒマな人がいたら、誰か、画像が見れるサイトにアップしてくださいな。
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● http://www.internettrash.com/news/getarticle.shtml?/news/2000/12/26/item1.html
InternetTrash News ( Thursday, 28-Dec-2000 13:02:13 EST )
SUBLIMINAL MESSAGE IN BUSH'S `TIME' MAGAZINE COVER?
RENO, Nev. (Wireless Flash) -- "Time" magazine is being accused of embedding a subliminal message in its "Person of the Year" cover photo of George W. Bush. Subliminal message expert Dr. Wilson Bryan Key claims that when you look closely at the photo you'll find the word "sex" faintly inscribed on Bush's face more than 30 times -- mostly around the chin and mouth. He also claims a photo retoucher has enlarged Bush's pupils to indicate he's in a state of sexual arousal. So what's with all the sexy stuff? Well, Key claims the hidden sex messages make the cover more appealing to consumers -- which spikes sales of the magazine. "Time" magazine editors were unavailable to comment on Dr. Key's subliminal allegations.
━━以下は訳文━━
『タイム』誌が、「今年を代表する人」特集に載せたジョージ・ブッシュ次期大統領の表紙写真にサブリミナル・メッセージを埋め込んだ、と非難されている。サブリミナル・メッセージの専門家であるウィルソン・ブライアン・キー博士の主張によれば、この写真をじっくり見るとブッシュ氏の顔の━━特にあごと口の━━部分に「sex」という綴りが30ヵ所以上も見出せるという。博士はさらに、この写真はブッシュ氏の瞳孔の部分がフォト・レタッチ操作で故意に大きく描かれているため、まるで発情してギラギラ目を輝かせているように見える、とも主張している。しかし一体なぜ、セックスを連想させる道具立てを持ってこなきゃならないのか? キー博士は、セックスを連想させる“隠れメッセージ”を使うことによって消費者への商品訴求力がより強力になるからだと主張している。つまり同誌の販売に勢いをつける“媚薬”として、サブリミナル・メッセージが使われたというのだ。なお、『TIME』誌の編集部は、キー博士によるサブリミナル刺激関連の“告発”について、コメントを拒否している。