投稿者 MASA 日時 2001 年 3 月 05 日 23:19:08:
市立図書館で唖然とする本を見て読んだ。
「ダイオキシン騒動は陰謀、世界的にはダイオキシンの毒性は一般に信じられている
よりもずっと低いことが明らかにされている。毒性はせいぜい皮膚病を起こす程度、未
だダイオキシンが直接の原因で死亡した例は一つもない。発ガン性や催奇形性は殆どな
く、タバコの煙ほどもない。ベトナム戦争でアメリカ軍が撒いた枯れ葉剤でベトナム人や
米軍兵士が様々な健康障害を受けたというのは全くのデマ、ベトナムの緑豊かな大地
を不毛の大地に変えたのはダイオキシンの仕業ではなく枯れ葉剤そのものの効果で
あり、ベトちゃんドクちゃんはダイオキシンの催奇形のためではなく、ごく普通の自然
現象である。」
「ダイオキシンにはタバコの煙ほどの害はない。」
「ダイオキシンは肉の食べ過ぎほどにもガン化への影響はない。」
「洪水のように巷にあふれるダイオキシン報道の多くは、20年以上も前に欧米
が体験した無知ゆえの恐怖の産物と同じもの。」
このような内容で、「陰謀」とはアメリカがダイオキシンの分析や分析装置の販売などで
莫大な利益を得るため、または「ダイオキシン騒動は日本国民の生命を脅かす最大の
原因となる真実から国民の目をそらせる効果をもたらせる」 ため・・という主張である。
「米国が仕掛けた日本民族への罠」 が虚構情報・ダイオキシン騒動であるという。
(日本国民の生命を脅かす最大の原因とは、著者によれば「タバコ」のことである。)
「ダイオキシン情報の虚構」 林俊郎(はやしとしろう) 健友館 1999 10月10日
林俊郎氏は阿修羅陰謀論のファンというわけではなく、立派な学者(農学博士)で
大学教授・学科長(目白学園女子短期大学) 1949年生まれ。陰謀が渦巻く阿修羅
陰謀論でも「ダイオキシン無害論」「ダイオキシン騒動アメリカ陰謀説」は見かけたこと
がない。