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投稿者 平成12年における性感染症検査結果について 日時 2001 年 3 月 05 日 17:14:41:
回答先: ★【重要！】コギャルの半数が性病!? 投稿者 nay 日時 2001 年 3 月 01 日 07:38:48:
「汚い部屋でやったからみたい」
「10代女性の49パーセントがクラミジアに感染している」
東京都衛生局よりこのような驚くべきデータ（表右）が報告がされた。男性はどの年代も陽性率は20％台であったのに対し、女性は総じて30〜50％と高い確率であった。とりわけ10代女性は半数が陽性、つまり半分が性病に罹（かか）っていることになる。保健所で検査希望者を対象にした調査とはいえ、あまりの高率である。
クラミジアとは、もっとも患者数の多い性感染症で、放置すると男性は尿道炎、女性は子宮頸管炎を起こし、不妊症の原因にもなる。クラミジアなどの性感染症に感染しているとHIVに感染する確率が跳ね上がるというデータもある恐ろしい病気なのである。しかも代表的な性感染症である淋病の３倍近い患者がいるという（厚生省センチナル・サーベイランス研究班の'98年実態調査報告）。
実際に渋谷、池袋、上野などで街を歩いている10代ギャルたちを直撃。
「クラミジアを知っているか？ 罹っていないか？」と尋ねてみた。
「性病だよね。でもどうなるの？ かゆいの？」（高校１年生）
「ウチらはかかってないけど、友だちや、友だちの友だちには絶対いる」（高校３年生）
「かかってても後ろめたくて誰にもいえないっしょ」（高校３年生）
「アソコがもの凄く臭い。マジで。腐った魚みたいな臭いがするの。これは何なの？」（フリーター19歳）
「つきあった彼は５人。やった男は１０人。失ったのは１年前で。やばいのかな？ 検査行っとく」（高校２年生）
「性病３つか４つ持ってる子がいるよ」（高校２年）
「この前、マルキュー（１０９）で万引きをしたらガードマンに捕まって、『学校に突き出されたくなかったらオレとセックスするか』と脅されて、生でやられちゃった。偽物ガードマンぽかったけど」（高校２年生）
「女がかゆくて、男はわかんないんだよね」（フリーター21歳）
「夏になるとかかる人が多くなる。夏の病気なの？」（高校３年生）
「クラミジアかかった子は知ってるけど、汚い部屋でやったからみたい」（フリーター17歳）
どうもクラミジアというやばい病気が流行っていて、ＳＥＸでうつるらしいという認識はほとんど全員が持っている。17歳にして「ヤった男の名前はもう何人かは忘れてる」とあっけらかんとカメラに向かってしゃべるギャルもいた。しかし、性病に関しては仲間内でも冗談半分にしか語られていない。そんな彼女たちの間違った知識によるお気楽なセックス感こそが性感染症をまき散らす原因のひとつといえよう。
平成12年における性感染症検査結果について
〜若い女性の陽性率は高率〜
（出典：東京都衛生局）
男性
受診者数 陽性者数
10歳代 39人 9人
23.1％
20歳代 582人 125人
21.5％
30歳代 467人 94人
20.1％
40歳代 157人 37人
23.6％
50歳代以上 107人 25人
23.4％
女性
受診者数 陽性者数
10歳代 98人 48人
49.0％
20歳代 443人 141人
31.8％
30歳代 170人 60人
35.3％
40歳代 25人 9人
36.0％
50歳代以上 28人 16人
57.1％
擬似的な性交渉ブームで
「勘違いしないでいただきたいのは、クラミジアは粘膜と粘膜がこすれ合うことによって感染するので、性器外でも感染します。口内や肛門にも感染し、口内や肛門からも感染させてしまいます」
順天堂大学浦安病院・石和久教授はそう指摘する。
「オーラルセックスを好み、コンドームを付けることを嫌う人種は日本人の他に例をみないですね。いわゆる“本番”ではなく擬似的な性交渉がここまで発展した例も聞きません」
石教授は、'98年から１年間、都内の歓楽街で風俗嬢546人を調査した。これら風俗嬢のうち71人がクラミジアに感染していたのだ。彼女たちは月１回性感染症の検査を受けていたにもかかわらず、13％という数字が出た。その他、トリコモナス(※1)、ヘルペス（※２）、コンジローム（※３）と性感染症が蔓延してることが窺える。さらに、調査した４種すべてに感染していた風俗嬢も２人いたのだ。
しかし、冒頭の数字が示す通り、風俗嬢より素人の方が危険だと、あるデリバリーヘルスの女性オーナーは指摘する。
「お店の子たちより一般の人の方が性病に対する知識も乏しく、ろくに検査も受けていないので危険ですよ」
福岡県久留米市にあるこのデリヘルは、月２回の性病検査を看板に掲げている。月２回と徹底した検査を宣伝するデリヘルは全国初のせいか大繁盛しているという。
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※１ トリコモナス…症状としては、灼熱感を伴うようなかゆみを感じる。公衆浴場などで感染するケースもまれにある
※２ ヘルペス…症状は口内炎に似た病変と、それに伴う外陰部の激痛。さらに歩行困難になることすらあるため入院治療を必要とする場合もある
※３ コンジローム…イボ状の小潰瘍が多発する。良性の腫瘍であり、自然に治癒することも多いが、時に癌に移行することも
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月２回性感染症に対して徹底した検査を行うという
風俗嬢、素人を問わずにクラミジアがこれほどまでに蔓延した理由は、感染者の自覚症状が低いことがあげられる。
「男性は感染してしばらくすると、尿道炎となりムズムズしたり、膿が出たり、痛みがあって気づきます。ところが女性の感染者の３人に２人までが自覚症状がない。オリモノが多くなるのですが、なにぶん感覚的なもので気づかない人も多い。症状がない間を潜伏期間とすると、その間、その女性と性交渉を持った男性にクラミジアを移してしまう。現代は性に対して開放的ですので、特定のパートナーではなく複数の相手がいたりする。ネズミ算的に感染が広まっている傾向にあるといえます」
冒頭のデータを公表した東京都衛生局の医療福祉部結核感染症課・松木一雅課長は「沈黙の性病」であるがゆえの恐ろしさを語る。
「今回の調査対象者はＡＩＤＳ検査を実施している保健所や保健センターで、性感染症の検査を希望した人。あるいは、感染の危険がある性的交渉を行った人や、症状があった人が主な対象とされています」
また過去に感染した人も陽性と判断され
てしまうことから高い数字が出たとも言うが、原因はそんなことではない。
「まったくの匿名ですので既婚、未婚の調査はしていませんが、女性は結婚をすると陽性率が下がります。ただ、一般的に妊婦の5〜10％が感染しているとも言われています。また、15歳以下の感染率は非常に低いのですが、皆無ではない。国の統計では、15歳から25歳までが性交渉がもっとも活発で、そのうち３分の１がかなりの人と活発にセックスをするという実状があります」
ＨＩＶ感染率が４倍に
若者を中心にネズミ算の玉突き的な広がりを見せるクラミジア感染症。「死ぬわけじゃないもん」という軽い気持ちでいると痛い目にあってしまう。女性が放置したままだとクラミジアが子宮から腹腔内に移行し、子宮内膜炎、卵管炎を起こし、不妊症や子宮外妊娠の原因となる恐れがある。
他方、男性は発病に気が付かないと尿道炎、前立腺症、副睾丸症を起こし、無精子症になることもある。
「放置しておくと、菌が子宮から卵管に上がっていき卵管がつまってしまう。そうなると、いざ結婚して『子供が欲しい』と思ったときに子供が産めない身体になってしまいます。母胎から新生児へ産道感染もします。新生児が結膜炎や結核にかかり目が見えないなどの症状を抱えた子が産まれる確率もあるのです。後遺症や合併症のことまで考えてほしいですね」
性の健康医学財団・松田静治副会長もクラミジアの恐怖を説く。文部省学校指導要項には性感染症についての体系づけられた授業プログラミングはいまだない。近年の初性交渉の低年齢化に学校教育はついていけない以上、家庭で性教育を含めたケアをするべきだという。
東京都衛生局の松木課長は、「都の保健所や保険センターの抗体検査は無料で匿名です。自覚症状のない方も１年に１度は検査をすることを心がけて欲しい」と語り、こう続ける。
「クラミジアなどの性感染症に感染しているとＨＩＶに感染する率が３倍から４倍に跳ね上がるというデータもあります」
スウェーデンでクラミジアの治療を徹底したところ子宮外妊娠が半分になったとの報告もある。日本でも徹底して行えば子宮外妊娠、不妊症を予防できることを示唆しているのでなかろうか。
うがい薬で自己診断
緑色のものがクラミジア。順天堂大学浦安病院提供
ギャルを中心に広がる性の無秩序化を東北学院大学教養学部・片瀬一男教授はこう分析をする。
「現在の性交渉低年齢化や開放化には、ケータイやＰＨＳの普及によって子供たちの行動が親の監視下を離れてしまったことや、それらの情報通信機器によって社会的活動範囲が広がったことが原因です。そして、とりわけ女子に多い傾向ですが、学校や家庭に対しての不適応傾向を示す人ほど、性行動の活発化がみられます。近年の青少年を取り巻く社会環境の変化によって性交渉を“軽く”、“楽しい”ものと考えるようになってしまった」
“SF（セックスフレンド）”という言葉が示すように、恋人以外の相手ともセックスが行われるのがセックス天国ニッポンの現状だ。ただ、性感染症は自分だけでなく、他人を傷つけ、不特定多数の被害者を生む。
「遊びの男とやるときはコンドームを。好きな相手でも様子がおかしかったら遠慮せずにつける。好きな相手でも遊びの相手でもエッチをするならチェックとゴムは必要よ」
先述のデリヘル・オーナーの性感染症対策である。かつて風俗嬢であったオーナーはさらにユニークな知識を披露する。
「性病をチェックするには、一緒にシャワーを浴びるとき、怪しい色や斑点がみえたら『プレイ前にうがいをしましょう。あっ、ごめんなさい』と言ってうがい薬のイソジンをわざとふきこぼします。性器が病気でただれていたらすぐわかります。少し腰を引くぐらいなら正常、強く引いたら性病の疑いがあるので、ゴムをつけてもらいます。手っ取り早い方法は、アレを強く握ってみること。これも必要以上に痛がったら危険ですね」
ちなみに治療法はいたって簡単で、１週間ほど抗生物質を飲むだけだ。
きちんと検査を受けるにこした事はないが、うがい薬と抗生物質で深刻な事態は避けられるのである。 ある女子高生は性感染症の予防策をこう答えた。
「最近は女の子用のコンドームもあるしね。気を付けます」
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。