投稿者 mai/010302 日時 2001 年 3 月 02 日 14:35:02:
<北朝鮮>「ノドン1号」を100基余り配備 韓国紙報道(毎日新聞)
【ソウル2日澤田克己】韓国の有力紙・朝鮮日報は2日、韓国政府筋の話として、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が射程1000
キロを超える中距離弾道ミサイル「ノドン1号」をこの2年間で倍増させ、計100基余り配備したと伝えた。同紙はさらに、射程40
00〜6000キロといわれる「テポドン2号」の開発も続いていると報じた。北朝鮮のミサイル開発は対米協議をめぐる交渉カードと
いう側面が強いものの、ブッシュ米政権が反発する可能性が高く、今後の米朝ミサイル協議の行方が注目される。
報道によると、同筋は「韓米両国の情報当局はこの2年間に北韓(北朝鮮)のノドン1号ミサイルが100%余り増え、(すでに)1
00余基が配備されたと把握している」と語った。同筋によると、そのうち約20発は中国国境近くの地下ミサイル基地に配備されたこ
とが確認されたという。北朝鮮はまた、一昨年9月にミサイル発射凍結を表明した後にも、「テポドン2号」の開発を続けており、エン
ジン燃焼実験を同年12月など3〜4回にわたって実施したという。
さらに同紙は、米国が昨年5月に開かれた日米韓3国による北朝鮮政策調整グループ会合で、ノドンの追加配備とテポドンの開発継続
に対して強い憂慮を示すとともに、米国の国家ミサイル防衛(NMD)はこの対応策だと表明したと伝えた。
北朝鮮は一昨年9月、米朝交渉が続いている間はミサイルを発射しないと宣言した。しかし、北朝鮮外務省スポークスマンは先月21
日、米国のブッシュ政権の外交・安全保障チームが「強硬姿勢」を取っていることを問題視し、「われわれは前政権時に出したミサイル
問題と関連したわれわれの提案に強いて拘束されないであろう」という談話を発表。米国の出方次第ではミサイル発射の凍結は解除され
うると警告している。