投稿者 爆裂 日時 2001 年 3 月 01 日 23:11:30:
アデランス会長の根本信男氏が「もう犬の生首はいらない」と新宿2丁目のテナントビルを手放した。
1999年、アデランス会長である根本信男氏が所有する成城の自宅にカツラを被せた犬の生首が投げ込まれる事件があった。時を同じくして、アデランスの本社ビル等に対し右翼団体の街宣車が抗議の街宣活動を徹底して行っていた。これに対しアデランス側では東京地裁に即時街宣活動禁止の仮処分を申立るなどして対抗したが、どういうわけかその直後同仮処分の取下げを行っている。
また、この前後アデランスの株式が大量に売却されるなどして、根本氏の身辺は穏やかでなかった。そしてその株式売却直後に新宿区新宿2丁目交差点付近のテナントビルを根本氏の所有する不動産管理会社が約32億円で競売により落札していた。
これら一連の怪事件の発端はやはり新宿2丁目テナントビルの競売落札に纏わることが原因であったようだ。根本氏が落札した直後からこのテナントビルには山口組系のフロント企業数社が入り込み、物件自体がいわゆる事件屋の占有下におかれてしまい、そういう意味での有名物件となっていた。なかでも世間を騒がせたのは昨年中国からの偽造タバコ密輸事件で逮捕された「矢崎産業」社長の笹井文男であった。他にもその業界ではハシにも棒にも架からないといわれる事件屋たちがこのビルを舞台に暗躍し、所轄の四谷警察では相当手を焼いていたらしい。
競売落札により法的には正規の所有権を有する根本の子会社も、弁護団を立て対抗措置を講じようと試みたようだが、相手の悪知恵に翻弄され結局法的解決するには至らなかったよう。
そこへ昨年の暮れごろから乗り出したてきたのが港区に本店のある大物不動産会社実質オーナーのT。このTがその人脈を駆使してこの物件の複雑な権利関係を解決、今年2月にはみごと外資系企業Cに物件を売り捌いてしまったようだ。
根本は「もう犬の生首はいらない・・・」とホット一息ついているそう。