投稿者 タオ 日時 2001 年 2 月 28 日 23:11:16:
ブリンストン大学の天体物理学教授J・リチャード・ゴットV世の方法を使えば、すべての事象の終わりを95%の確率で予想できる。
彼は1969年「ベルリンの壁」を訪れたとき、ベルリンの壁の寿命を予想する確かな方法を思いついた。実際、この方法を用いれば「森政権の寿命」も「水戸黄門の放送終了」、さらには「ピサの斜塔が倒れる日」から「人類絶滅のとき」に至るまで、いま目にする事の出来る事象のすべてを正確に予想できる!!。
彼の考えた「事象の寿命を予測する公式」は驚くほど簡単。その基になる考えは「過去に長く存続してきた事象は、未来にも長く存続する」と云う事。だから予想に必要なのはただ一つ「過去にどのくらいの期間存続したか」それだけ。
でもその前に解っていてほしい。それは、あなたのいる「位置(時間や場所)」は特別じゃないってこと。まさか、「地球だけが特別で周りの星が回ってる」なんて考えてないと思うけど、自分の誕生日は「有名人の生まれた特別な日だ!」とか思ってない?ほかの日だって有名人はたくさんいる。太陽だっていっぱいある。このHPだってほかのHPと同じようにフツーだよね。特別な場所なんてほんの少しで、ほとんどの場所は特別じゃない。つまり、あなたのいる場所も大多数の特別ではない場所である可能性が高い。
そんで、ゴッドがベルリンの壁の寿命を予測した方法はこう。
「私は1969年にベルリンの壁を訪れた。私は特別な存在じゃないし、その年に訪れたことにも特別な点はない。ならば私はベルリンの壁の存在する始まりから終わりのどこかの時点に居合わせたことになる。
たとえば、始まりから終わりの期間を四等分したとき始まり⇒|25%|25%|25%|25%|⇒終わり
二番目と三番目の1/2期間にいる可能性は50パーセントです。では仮に二番目の期間のはじめの時点にいるとしましょう。すると、その時点では寿命の1/4が過ぎ、残りは3/4と云う事になる。これは、壁の残りの寿命が過去の3倍である事を意味します。次にその中間期間の後わりにいるとしたら、壁の寿命は3/4が過ぎ、残りは1/4となります。つまり未来は過去の長さの1/3です。
以上をまとめると、私がベルリンの壁を訪れた時点を基準にして、壁の残り寿命は過去の存続期間の1/3倍から3倍のどこかであろうという計算が成り立つのです。」
ゴッドがベルリンの壁を訪れたのが1969年で、壁が出来てから8年が経過していた。したがって計算によれば残り寿命は2.66年(8年の1/3)よりも長く、24年(8年の3倍)より短いという事になる。
その20年後の1989年11月ベルリンの壁は崩壊した。この予言は偶然ではなかった。ゴッドは1969年各地を旅行して、イギリスのストーンヘンジも訪れている。でも、ストーンヘンジはいまも崩壊せずに残っている。ベルリンの壁とストーンヘンジの運命を分けたのは違いは何か?ゴッドは「ストーンヘンジはおよそ3900年経過していたが、ベルリンの壁は8年しか経過していなかったからだ」と言ってる。
しかしこのままでは、50%の確率でしか的中しない。それではみんな納得しないでしょう?では95%まで的中率を引き上げます。
始まり⇒|2.5%| 90% |2.5%|⇒終わり
まずあなたが何らかの存在期間のうち95%に居合わせたとすれば、その前と後2.5%には居合わせない。そしてもし中間期のはじめのの時点にいるとすれば、それより前の経過時間は全体の寿命の2.5%、すなわち40分の1が経過したときということになる。これは、残りの寿命が40分の39、つまり過去の長さの39倍であるということ。反対に中間期間の後わりにいるとしたら、のこりの寿命は全体の長さの40分の1、つまり未来は過去の39分の1ということになる。
よって観測可能な事象の残り寿命は95%の確率で
過去の長さの39分の1以上であり39倍以下である!!