EU、ニース条約に調印 「大欧州」へ向け一歩

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投稿者 asahi.com/0227 日時 2001 年 2 月 27 日 12:44:47:

EU、ニース条約に調印 「大欧州」へ向け一歩

 半世紀の歴史を重ねた欧州統合が、中東欧への拡大に
向けて一つのハードルを越えた。世界の経済地図を塗り
替えた市場統合、ユーロ導入に続き、今度は「ローマ帝
国以来の大欧州」(プロディ欧州委員長)へ――。欧州
連合(EU)15カ国は26日夜(日本時間27日未
明)、南フランスのニースで、東方拡大に備えた「ニー
ス条約」に調印した。2002年末までに各国が批准を
終え、2004年初めにも中東欧からの加盟が始まる。
同時に、本物の「大欧州」を目指した政治統合の論議が
本格化する。

 調印式では、15カ国の外相が国名のアルファベット
順に条約原本に署名した。地元のシラク仏大統領は「欧
州の針路についての議論を始めることができる。各国が
ニース条約の批准を急ぎ、候補国への約束を果たそう」
とあいさつした。

 ニース条約は、加盟国が急増しても意思決定が滞らな
いよう、EUの運営ルールを改める内容。EUは独立国
家の集まりだが、加盟国が自分たちの主権の一部を棚上
げして共通の政策に従う。共通政策を決めるのに全会一
致の原則を貫けば、30カ国近くに膨らんだ場合、何も
決まらなくなる、との懸念があった。

 そこでニース条約では、多数決で決められる範囲を広
げ、各国の持ち票には人口の大小をより反映させた。ま
た、意欲的な国がEUの政策を先取りできる先行統合に
も道を開いた。

 EUはポーランドなど旧東側10カ国のほか、地中海
のキプロス、マルタと加盟交渉を進めている。新条約で
受け入れ態勢を整えるとともに、候補国の経済・社会改
革を促し、「2004年半ばまでの拡大」という公約を
実現する意向だ。

 ニース条約には、通貨統合や共通外交のような新機軸
こそないが、EUの意思決定システムを半永久的に固定
し、統合の行方を左右する重要な条約となる。(12:33)





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