投稿者 くま 日時 2001 年 2 月 23 日 21:34:33:
回答先: 北朝鮮はミサイルモラトリアムを終了するかもしれないと警告 投稿者 宇宙日々 日時 2001 年 2 月 22 日 17:50:11:
北朝鮮の「テポドン騒動」の時、外務大臣だった高村正彦が、電光石火アメリカに飛び、総額は5兆円にもなるといわれる「TMD」の商談を成立させてきたが、彼は統一協会の「霊感商法」で中軸的な役割をはたした「ハッピーワールド」の顧問弁護士をやっていた、と前に書いた。
この「ハッピーワールド」の社長は古田元男という統一協会幹部だった。そして、1990年頃、統一協会が北朝鮮進出を始めたときから、この古田元男は「コマンダー」と異名をとるような役割を担ってきたらしい。
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KCIAのアメリカでの活動を分析した「韓米関係の調査」(下院フレイザー委員会)では、「1963年のある未評価のCIA報告は、金鍾泌がKCIA部長であったとき統一協会を[組織]し、それ以来統一協会を[政治的用具]として利用してきた、と述べている」と記されている。
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統一協会と朝鮮半島ということでは、「影のアメリカ内閣」とも言われる「巨大商社ベクテル」も省くわけにはいかないようだ。
”韓国の経済発展は日本と同様に世界の驚異だ。その源泉こそ、ベトナム特需に始まり、中東産油国大プロジェクトでの巨大な利益が主柱であり、マンパワーの養成と相まって、今日の経済成長をとげたのであった。
その数百にものぼる産油国大プロジェクトの発注者こそ、外ならぬベクテル社であり、実にベクテル社こそ漢江の奇跡の演出者と断言してよいのだ。これまた日本人はほとんど知らないくらいである。[ブッシュの世界支配戦略とベクテル社・江戸雄介著]”
ベクテル人脈、ロックフェラー人脈の両者にリンクするCIAコネクション。
但し、或時期から原子力産業に社の未来をかけた戦略をとり、1990年の時点で、世界の原子力発電所の60%を建設してきたベクテルにとって、先進国が(日本は除き)原子力から撤退を決めている趨勢は、如何に他にも巨大な様々なプロジェクトを抱え世界に並ぶものがない存在として君臨しているとはいえ苦しいことであるようだ。
”いま(原子力の)冬時代のアメリカにあって、(モルガン−CIAとナチスに囲まれ、全米の原子力発電所の四割以上を建設してきた)ベクテル社がターゲットとして狙っているのが、わが日本である。それは原子力発電所だけでなく、ナチスの残党を引き連れてやって来るだろう。ことに再処理工場の建設で動く大金を、せしめようとする動きが出てきた。この元ナチス一派とコンタクトしているのは、日本の九つの電力会社を代表する電気事業連合会である。シルクウッド連続怪死事件の「カー・マギー社」と組んでカナダのウラン鉱をあさったのも、この九電力会社だった。
いまや全世界のなかでわが国だけが、猛烈な勢いで原子力発電に没頭し続けているが、安全PRの状況は、一九五〇年代のアメリカ原爆実験時代におこなわれた安全PRをしのぐものがある。その宣伝文には、三十年前当時の英文を翻訳すれば一字一句変わらないものが日本で使われている異常さを、どのように考えるべきか。[臆万長者はハリウッドを殺す/広瀬隆著](1984年出版。またシルクウッド連続怪死事件というのは、一九七四年、米国最大のウラン・メーカーである「カー・マギー社」のオクラホマ工場に勤めていたカレン・シルクウッドという若い女性が、工場の原子炉の燃料欠陥の情報資料を[ニューヨーク・タイムズ]に持って行く夜に、「自動車事故」で死亡し、また関係者が次々と消えていった事件。裁判の証人喚問で面談申し入れの予定日の直前などに重要な証人が消えてしまい、そういった四人のうち一人が急死してただちに火葬にふされたりしているもの。「カー・マギー社」はロックフェラー系。
この怪死事件は、ロックフェラーの密命を受けたCIAとFBIとAECが総力を挙げて暗躍したらしい。無論、工場及び原子力産業を保持するためであって、殺したシルクウッドの無念さを晴らすためではない。
一九八四年、カレン・シルクウッドの遺族に二十億円相当の賠償をする判決が下された。だが、それは当夜の殺人のためではなかった。死亡したカレン・シルクウッドの体がプルトニームで汚染されていたからであり、彼女の部屋の冷蔵庫の中にあった食べ残しのハムからプルトニームが検出されたからであった。彼女はその夜助かっていても、早晩死ぬ運命にあったのだ)]”
ベクテルはアメリカでその全空港の70%を建設した。ロサンジェルス空港、ラスベガス空港、ヒューストン空港などである。空港として気を引くところでは、サウジにおいては羽田空港の40倍の大きさの世界最大のリヤド空港も請けおっているという。
さらに、これは空港ではないのだが、同サウジでベクテルは「ジュベール工業都市」の建設工事プロジェクトを請けおったということなのだが、この工業都市の敷地総面積は東京の山手線内ち回り以上の広さであるという。フーバーダムを建設した会社といえば、別に驚くにあたらないことだろう。
先進7ヶ国が集うサミットにおける議題も、一私企業のベクテルの企業戦略が反映されたものがほとんどなのだという。サミットがアメリカ主導のものであり、そのアメリカの政府がベクテルの勢力圏内にあり手繰られているとなれば、当然のことなのであろう。例えばジョージ・ブッシュは元CIA長官であり大統領ともなったが、テキサスで石油会社採掘会社を持っており、これがベクテル系である。
日本についていえば,日電も三菱もそのベクテルの下請けの一つでしかないらしいということなのだが、関西新国際空港の建設に元ベクテル社社長のシュルツ国務長官を介して参入し、また、上の文献にあるように、六ヶ所村の核燃料サイクル事業に深く関っている企業である。
統一協会はロシアや北朝鮮で工業都市などの建設計画をちらつかせているようだが、請けおうのは一体どこだろう。
文鮮明は1990年にモスクワで「世界言論人会議」を開き、ゴルバチョフとも会談した。そして統一協会側は、この統一協会のマスコミ対策の一環と位置づけられている会議の開催の条件として、「シベリア開発プラン」をソ連側に提示した。沿海州の1億エーカー(韓国の国土の1.8倍の広さ)を開拓し、3000の工場を建設し、そこに韓国や日本の統一協会員を多数移住させる・・・・・。
ブッシュは1989年12月20日に、「民主主義の名の」もとにパナマに軍事介入を行ったが、そのパナマのノリエガはCIAのエージェントであり、ブッシュとも個人的な負のつながりがあった。・・・・・・・
”アメリカは依然として軍事を武器とする戦略国家であることを忘れさせないための、強いブッシュのデモンストレーションなのだ。「アメリカをなめるな」と云うメッセージなのだ。
このことを日本は決して忘れてはならない。
そしてその軍事戦略の陰の主役こそ、「朝鮮戦争
」から「ベトナム戦争」「中東動乱」とつづけて巨利を得ている、巨大な政商ベクテル社なのだ。ベクテル社こそ戦略国家アメリカを動かしているのだ。[ブッシュの世界支配戦略とベクテル社・江戸雄介著]”
”一般の人は、戦争で巨利を得るものは、兵器産業や輸送機関、軍需物資製造業のみと考え勝ちであるが、より巨利を得るのは、軍事コンサルタントや商社であることに全く気付かない。[ブッシュの世界支配戦略とベクテル社・江戸雄介著]”
ベクテルは世界一の会社であるのに、世界にあまり名が知られていない。この、名が知られていないというのも戦略的な意図的なものであり、ベクテル氏自身世の大会社の持ち主のような目立つ行動をとらない。
”(一)一般産業よりの受注など問題にしない。
政府がらみの巨大受注のみ。(PRの必要なし)
(二)株式は非上場。
一切、一族と幹部社員が持ち(双方50%ずつで、会社を辞めた時は売却返却 するきまりになっている)、利益公開せず。
利益の独占を専守する。
[ブッシュの世界支配戦略とベクテル社・江戸雄介著] ”
NHKは1967年に、ニュース解説で次のようなことをのたまわったらしい。
日本は現在戦後二度めの好調な経済成長期にある。一度めは朝鮮戦争特需の時であり、今度はベトナム戦争特需によるものである。しかしながら、この先日本経済は低迷し混迷する可能性もあり、またアメリカに対抗できる経済発展を遂げるためにも、今しばらくこの好調子を持続させる必要がある。そのためには、ベトナム戦争が泥沼化し、長引くことが好ましい。・・・・・・
”ベトナム戦争の五千日を解析すると、この戦犯リストの人間たち(アメリカの)が絶えず「戦争の終結」を口にし、しばらくして必ずそれと逆の行動をスタートする、という一連の矛盾が浮上する。投機屋は良心によって行動しないものである。人間の良心を知り、これを活用するのである。[臆万長者はハリウッドを殺す/広瀬隆著]”