投稿者 行政調査新聞 日時 2001 年 2 月 15 日 13:16:55:
読売新聞と中曾根の関係
米国ブッシュ新体制で日本の対米政策はどう変わっていくだろうか。日本政府がとくに
重要視しているのはマスコミ各紙が伝える通 り「アーミテージ・レポート」であり、そ
れは『共同市場促進』『情報共有』そして『憲法改正』の3点である。ところが対米政策
を重要視するはずの日本の政治家のなかに、アーミテージ・レポートに呼応する者がほと
んどいない。
なぜなら、わが国の政治家のほぼ全員が中国に汚染されているからだ。
意外と知られていないが、日中青年交流協会は竹下事務所(かつて竹下登が主宰してい
た事務所)の中にあり、ここには中国人の事務局長が常駐している。この事務局長は中国
人の妻と離婚して日本人妻を娶り、日本国籍を取得しているが、公調などが「その筋の人
間」と見なしている人物。そして亡くなった竹下登の後、莫大な資金ルートといわれる日
中青年交流協会を継いだのが額賀福志郎(前・経済財政・IT担当相)だった。額賀は非
常に慎重な人物で、直接北京と接触することはなく、いつも香港あるいは東南アジア経由
で関係を持っていた。
自民党最大派閥の橋本派内部では相変わらずカネを巡る暗闘が続いており、青木と野中
の確執の原因も利権争奪戦だと噂される。今回、KSD騒動でクビを切られた額賀は、野
中+鈴木(宗男)に竹下金脈絡みで刺されたという話が霞が関を駆けめぐっている。
さて、KSD疑惑と同時にわが国政界を揺さぶった外交機密費(報奨費)問題だが、こ
こで注目したいのは両事件とも「読売新聞」のスクープとして出現している点だ。かつて
読売新聞社の渡辺オーナーは、中曾根首相誕生の折り「私が首相を作った」と公言し顰蹙
をかったが、中曾根元首相と読売新聞社との関係は公然の事実。KSDで橋本派の内部対
立を生み出し、外交機密費で河野外相の威信を傷つけ森退陣を迫る読売新聞は、いったい
最終的に何を目論んでいるのだろうか。背後に「妖怪」と呼ばれる中曾根が存在している
ことだけは間違いないようだ。