題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。
投稿者 asahi.com/0215 日時 2001 年 2 月 15 日 10:53:03:
森首相、衝突時にプレーのゴルフ場会員権を無償譲り受け
森喜朗首相が、１９８５年に知人のメーカー社
長が４０００万円で買った神奈川県のゴルフクラ
ブ「戸塚カントリー倶楽部」（横浜市旭区）の会
員権を購入時点で自分名義にし、事実上無償で譲
り受けていたことが１４日、朝日新聞の調べで明
らかになった。愛媛県の漁業実習船えひめ丸と米
原潜の事故の一報を受けながらプレーを続けたの
も同ゴルフ場だった。森事務所はこれまで、閣僚
の資産公開などでこの会員権を報告しておらず、
「名義は森だが所有者は社長とする文書を交わし
た上での貸与」とその理由を説明している。しか
しこのような名義の書き換えは税法上贈与とみな
され、問題があったとの指摘も出ている。
森事務所や関係者の話によると、社長は８５年
はじめごろ、知り合いから会員権を購入した。し
かし会員権の名義は社長ではなく、最初から森首
相にした。森首相は、同年２月６日付で同ゴルフ
場の個人正会員になった。森首相は前年１１月ま
で、第２次中曽根内閣に初入閣し、文相を務めて
いた。
この手続きにからみ、森首相と社長は８５年３
月３０日付で「森氏名義の会員権の所有者は社長
であることを確認する」「社長は会員権の名義を
期限の定めなく森氏に貸し与える」などとする
「合意書」を交わした。森首相は自筆で署名し
た。これとは別に、「貸し出し」は無償で、年会
費の５万円やプレー代は森首相が負担するという
約束も交わされた。会員権の証書は、社長が保管
しているという。
森事務所の説明では、森首相と社長は共通の知
人の紹介で知り合い、「国政に携わる時に、心身
ともに健康であるよう会員の権利を使っていただ
きたい」との「好意をお受けした」という。
「森首相の資産ではない」との解釈から、これ
まで衆院議員や閣僚の資産公開では会員権所有の
記載をしていなかった。
一方、国税当局やゴルフ会員権の取引業者らに
よると、会員権は名義人が「所有者」と認定さ
れ、名義人以外を「本当の所有者」とする文書を
交わしても何の効力ももたないという。
最初から首相の名義にしたのであれば、取得費
用を肩代わりしてもらったとして取得資金の贈与
を受けたとみなされ、首相に贈与税の納税義務が
生じる。
４０００万円の会員権の場合、７割の２８００
万円が課税対象価格になり、３番目に高い６０％
の税率が適用される。基礎控除などを考えると、
１２００万円余りの贈与税が生じたはずという。
戸塚カントリー倶楽部は６１年にオープンし、
東西２コース、計３６ホールをもつ。関係者によ
ると、個人、法人あわせて計約２３００の会員権
が発行されており、会員には政財界の著名人が多
いという。
会員権は、バブル期の９０年ごろには１億７０
００万円以上の値がついた。ここ２、３年は２千
数百万円から４千数百万円ほどで
取引されている
という。
森首相とゴルフをめぐっては、首相に就任した
昨年４月、営利企業の兼職を禁止する閣議申し合
わせに反し、石川県内のゴルフ場会社の役員に就
任していたことが判明した。通産相だった９２年
１２月から翌年８月、建設相だった９５年８月か
ら翌年１月に兼職していた。無報酬だったとい
い、首相就任後の４月下旬に辞任した。
さらに、昨年５月には、８８年に神奈川県内の
別のゴルフ場の会員権を取得する際、都市銀行か
ら無担保で５０００万円の融資を受けていたこと
も明らかになった。森事務所は無担保融資を認め
たうえで、「当時の事情を知っている人がいない
のでわからない」などとしていた。
◇森事務所の話 年会費やプレー代はこちらで
出しており、社長にとっては使わない会員権の年
会費負担を軽減できる利益がある。便宜供与には
あたらない。税務上も問題ないと考える。このゴ
ルフ場の利用回数もこれまで１０回前後しかな
い。(09:38)
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。