投稿者 炉板 日時 2001 年 2 月 13 日 18:06:20:
米国空軍、宇宙オペレーションを促進(ロイター)
米国空軍は、宇宙での将来発生するであろう敵対行為の「仮想確実性:virtual certainty」と題する報告書を発表し、宇宙での米国の
軍事力を強化する計画を前進させると述べた。
議会の指示で設立された委員会の委員長であったDonald Rumsfeld氏は、この報告書を発表した。彼は
、ブッシュ新大統領から国防長官に指名された後、この委員会をやめている中での発表である。
空軍の調達局の宇宙及び核防衛担当ディレクターのBrian Arnold将軍は、空軍がこの宇宙委員会報告書を強く支持しており、既にこの
報告書に含まれている提言のいくつかを実行しつつあると述べた。
Arnord氏によると、空軍はRusmsfeld国防長官の側近であるStephen Cambone氏と作業を進めており、空軍と国家偵察局(NRO)の
宇宙プログラムを一緒にしようとしている。NROは米国のスパイ衛星を開発管理する組織で、他の組織上及び管理上の変更を指示して
いる。
Cambone氏は、ラムズフェルド長官と共に国防総省に移る前には、宇宙ミッションのディレクターであった。そして、宇宙は国家機密
事項の最優先課題であると認識するよう強く主張していた。
委員会の報告書では、「われわれは、歴史的に見て、空域、地上、そして海上との中間域で常に紛争を見てきた。この事実は、宇宙も
全く同じであることを示している。」と書かれている。
そして、「この仮想確実性の報告書によって、米国は、宇宙で、または宇宙からの敵対行為に対して抑制したり防衛したりする手段を
開発すべきである。このためには、優れた宇宙技術能力が要求される」と書かれている。
委員会は、米国政府が大統領に対し、脅威を抑止するために宇宙に武器を配備する選択肢を与えるべきであると、必要に応じて米国の
不利益となる攻撃に対して防衛するための武器配備を可能にすべきであるとしている。
国防総省の広報担当のSusan Hansen氏は、ラムズフェルド長官自身は、彼自身が在籍した委員会の報告書にある提言を正式に行動に
移しているわけではないと述べた.そして、内部検討が実施されており、報告書の提出から90日以内に議会に提言する予定であると述
べた。(要約:スペースレフ)