投稿者 踊る藁人形 日時 2001 年 2 月 10 日 00:05:40:
【中国通信】新華社電によると、中国武漢理工大学の李世譜教授は一部のナノメートル材料が正常な細胞組織を少しも損なわずにがん細胞を殺し、腫瘍(しゅよう)の成長を抑えることを発見した。骨格中の成分として知られるオキシリン灰石をナノ(十億分の一)メートルサイズの微粒子にした材料で、がん細胞に対する有効な武器であることが分かった。
北京医科大学などによる細胞生物学試験で、ヒトの肺がん、肝臓がん、食道がんなど複数の腫瘍細胞を殺せることが示された。マウス体内の腫瘍にオキシリン灰石ナノ粒子ゾルを注射した動物実験では、七日後の腫瘍抑制率は六六・一%で、外見上はこぶが消えていた。
[日経産業新聞1/18「海外はいてくフラッシュ」]