投稿者 asahi.com/0206 日時 2001 年 2 月 06 日 16:36:53:
在沖縄米軍トップが知事侮辱メール 稲嶺知事が不快感
在沖縄米軍のトップであるアール・ヘイルストン4軍
調整官(第3海兵遠征軍司令官)が、十数人の部下にあ
てた電子メールの中で、沖縄県議会が1月19日に全会
一致で可決した、海兵隊削減を求める決議を批判し、稲
嶺恵一知事らを卑しい俗語で中傷していたことが6日、
明らかになった。米軍側は県に謝罪の意を伝えたが、事
実関係を確認した稲嶺知事は記者団に対し「個人的には
不快だ」と強い憤りを示した。
県によると、メールは県議会が海兵隊削減決議を可決
した後の23日、在沖海兵隊の指揮官クラス十数人にヘ
イルストン調整官が送信した。稲嶺知事のほか、副知事
やわいせつ事件を起こした米兵が所属するキャンプ・ハ
ンセンを抱える金武町の吉田勝広町長を名指しし、「決
議の可決を何もせずにやり過ごした」とした上で
在沖米軍側からは県知事公室あてに6日朝、「内部の
メールではあったが、ご迷惑をかけて申し訳ない」と謝
罪するファクスが届いた。稲嶺知事は記者団に「スラン
グ(卑俗な語)を使っており、個人的に不快だ。(行政
の長が議会の議決に関与できない)日本のシステムや議
会の民主主義を理解していないのではないか」とヘイル
ストン調整官を批判した。
決議を可決した与党の最大会派、自民党の西銘恒三
郎・県議団長は「事件を起こした米兵も米兵なら、上司
も上司だ。おそらく本音が出たもの。怒りを通り越して
いる」と語った。(15:49)