投稿者 weeklypost.com/jp/010209 日時 2001 年 1 月 30 日 11:01:10:
回答先: 外務省の恥ずべきレベル 機密費流用疑惑 投稿者 weeklypost.com/jp/010209 日時 2001 年 1 月 30 日 10:59:39:
大新聞の恥ずべきレベル
説明なき外務省機密費流用疑惑報道
1月2
4日付朝
日新聞朝
刊の社会
面には驚
く。
外務省機
密費流用
疑惑に関
して、渦
中の松尾
克俊・元要人外国訪問支援室長が97年と翌98年に
相次いで機密費の受け皿となる口座を集中的に開設し
ていたことを4段抜きの見出しで報じており、その時
期が、松尾氏の人事異動直前であり、「雑誌報道」と
からんでいたと指摘した。
「雑誌報道」とは、本誌が97年2月から4回、当時
の外務省外交政策局S課長が機密費約2億円を流用し
ていた疑惑を追及したもので、同紙は本誌の名指しを
避けている。
本誌追及記事は、S課長の機密費私的流用と、省内
に、≪機密費流用シンジケート≫が存在し、その一人
に今回の松尾元室長を「M」として暴露した(97年
3月7日号)。本誌報道に対し、当時の原口幸市官房
長(現・在ジュネーブ国際機関日本政府代表部特命全
権公使)が会計課職員を日曜出勤までさせて、経理書
類の改竄、焼却を指示、証拠隠滅工作の陣頭指揮をと
った(同3月14日号)。外交機密費から、首相、官
房長官の政治工作資金である官房機密費に約20億円
が横流しされていること(同3月21日号)。外務省
記者クラブの記者たちが、日常的に同省幹部の接待を
受けたり、首相や外相の外遊に随行する時は外務省の
白紙領収証をもらって経費を水増し請求するのが慣例
となっていたことなど、記者クラブも機密費流用の余
禄に甘んじている実態(同3月28日号)――などを
柱としていた。
ただし、当時、記者クラブ加盟の大手メディアはす
べて本誌追及を一切黙殺し、一紙たりとも取材に動こ
うとさえしなかった。外務省と記者クラブの癒しがた
い癒着の現実を目のあたりにさせられた。
ところが、今回の松尾氏の流用疑惑では、朝日をは
じめ大手メディアはこぞって報道している。4年前に
黙殺したこととの、あまりに激しい乖離に読者は戸惑
うに違いないが、そこをなぜかと説明する新聞はどこ
もない。まさか、4年前のS課長はキャリアで、今回
の松尾氏はノンキャリアだから、“キャリア擁護、ノ
ンキャリア切り捨て”の外務省の論理にはまって報道
しているということではあるまい。それでは、官僚社
会の身分差別に新聞が従うことになる。
週刊誌報道に追随したとみられることが大新聞の体
面を汚すというのなら、官僚情報に依拠し、官製報道
といわれる日本の新聞報道は、エリート意識と権威主
義に凝り固まった官僚優位思想と裏腹の、同種同根の
体質といえる。