投稿者 1/12 yomiuri 日時 2001 年 1 月 13 日 11:16:18:
武装ゲリラ対策、自衛隊法を改正へ
防衛庁は十二日、武装ゲリラなどが日本の領土に侵入した時に対応する
ための措置として、自衛隊法を改正する方針を固めた。一九九九年三月の
北朝鮮工作船の領海侵犯事件を踏まえ、武装ゲリラを対象に自衛隊に治安
出動が発令された場合の同法の武器使用基準を緩和するもので、近く与党
との調整に入り、早ければ今月召集の通常国会に改正案を提出する方針
だ。
現行の自衛隊法九〇条は、治安出動の際の武器使用について、〈1〉職
務上警護する人・施設・物件の防衛〈2〉大規模デモなど「多衆集合」の
暴行・脅迫――などに限って、「合理的に必要とされる限度で武器を使用
する」ことを認めている。
ただ、少人数の武装ゲリラ行為への対応は困難なため、改正案では、
「多衆集合」の文言を削除することにより、武器使用条件を緩和する方針
だ。
また、不審船を強制的に停船させるために、結果的に船舶の乗員に危害
を与えた場合でも、自衛官が責任を問われないようにする措置も検討して
いる。
(1月12日23:53)