投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 10 月 14 日 11:52:23:
東海村臨界事故、56人が許容限度以上の被ばく
昨年9月の東海村臨界事故で、核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)東海事業所の周辺にいた住民や関係者の被ばく線量を調べていた科学技術庁は13日、新たに229人を調べた結果、一般人の年間被ばく許容限度の1ミリシーベルト以上の被ばくをした人は56人で、最大値は7.2ミリシーベルトだったと発表した。いずれも健康に影響が出る可能性は極めて小さいという。同庁は被ばく線量の調査はひとまず終了したとしている。
また同庁は今年1月明らかにした被ばく者439人の人数の計算が間違っていたとして、438人に訂正した。これで合わせて計667人の線量が分かった。同庁によると、229人の内訳は、JCO周辺に一時的に滞在した住民が28人、警察官や東海村職員らが175人、報道関係者26人。1ミリシーベルト以上被ばくした56人のうち、55人は5ミリシーベルト以下だった。〔共同〕