投稿者 ら 日時 2000 年 11 月 27 日 13:30:57:
回答先: 第2弾 メールのネットはどこにつながっているのか? 投稿者 沢彦 日時 2000 年 11 月 27 日 03:30:20:
「エシェロン」をわざわざ伏せ字にしなくてもいいと思いますよ。テレビ番組でも公然と出ているくらいですしね。三沢基地がエシェロンに使われてるのは数年前から色んな人が言ってました。
それから、エシェロンはメールだけじゃなくて、デジタル化された回線の上を通る情報全てと、アナグロ情報もスキャンしてるそうです。
ただし、米軍関連の自然言語解析研究のうち、日本語の解析や自動翻訳に関する研究に付いては数年前に下火になっているそうです。日本語の解析や翻訳の研究が完成したとは考えにくいので、日本人や日本語が堪能なスタッフにモニターさせているのでしょう。
考えられる理由のもう一つは、盗聴で監視して危険を察知してから対処するという受動的な政策から、情報操作や心理操作により管理する方に重心が傾いているのであろうと思います。ここでも出てきたかと思うと大袈裟に消滅宣言をするような人がちらほら居ますね。
エシェロンというといかにも超高性能コンピューターが全ての通信を傍受してスパイ行為をしているようなイメージがありますが、コンピューターで選別しただけではあまり使い物にならないので人間の手作業(目作業)がまだまだ必要なようです。
暗号や圧縮をしても秘密を守る保証はほとんどありませんが、コンピューターにかかる負荷はかなり増大します。前にもエシェロンをパンクさせようというイタズラをやってた人達がいましたが、暗号化や圧縮がされてない部分に危険なキーワードをいくつか入れ、残りに圧縮を暗号化を数回繰り返したメールを使う人がいると、エシェロンシステムの効率はがくっと下がってしまうでしょう。
おまけにせっかく解読してみると、出てきたファイルは画像ファイルで、機械では到底読めないようなこ汚い手書きの文字で延々と愛の告白でも書き綴ってあればエシェロン職員の息抜きにもなるので人道的です。
暗号は使っても無駄だなどとあまり強調すると、エシェロンに負荷がかからないように誘導しているのではないかと疑われるかも。
とは言っても本当に秘密の通信をしたい場合には、自作の暗号化ソフトを作らないと駄目でしょう。公開されているソフトには裏口が付いている可能性が高いそうです。
簡単に多少の機密性を高める方法は、暗号化したファイルに圧縮をかけて、それをファイル分割ソフトで小分けにします。そしたらそれをまた圧縮ソフトで一まとめにしておくと、機械で自動的に元の内容を復元するのは難しいでしょう。
小分けにしたファイルをそのまま何回かに分けてパラパラ送るともっと効果的です。
他にも方法は山ほど考えられますが、ばらすと使っている人の迷惑になりそうですのでやめときます。
通信の秘密に一番気を付けたほうが良いのは企業です。エシェロンシステムは、安全保障のために使われるのはもちろんですが、国を挙げての産業スパイとしても機能しています。海外での入札や大きな提携合弁などの際にはエシェロンが敵国企業、つまり日本やフランスなどの非エシェロン国家の企業をスパイしてるんだそうです。
ただし、通信に上手に暗号を使ったとしても、企業内部から情報が漏れてたり、企業のトップや幹部が背任してればしょうがないですが。
インターネットはアメリカの軍事用ネットワークが広がったものですのし、その上を流れる情報は中継しているいくつもの途中のサーバーなどで監視することもできます。メールだけではなくて、ネット上の全ての活動を監視することが技術的には可能であるし、一部では行われていると考えた方が良いでしょう。
仙台がスパイの拠点になっているかどうかは知りませんし、インターネットの情報をモニターするなら東京の方が良いようにも思います。
それ以外にも、怪しげなプロバイダーの怪しげな管理者は自分のサーバーを通る情報を見ることが出来ます。
でも隠し事の無い人にとってはあんまり関係の無い話です。