政局まとめ

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投稿者 転載 日時 2000 年 11 月 23 日 01:01:24:

Ψ[No.7090] Re[7089]: 加藤政局とは何か by (キタノ) 2000年11月22日 (水) 23時44分17秒【この記事にレス】

まずは森総理、「信任」おめでとうございます。(笑)

反主流が不信任案に賛成せず欠席するという報を聞いた時、森総理は「あっはっは! もらったぞ」と、はしゃいでいたそうですね。子どもじゃあるまいし。笑い事じゃないと思うんですがね、私は。たぶん日本に100人以上はいると思いますよ、「いま森を刺し殺せば英雄になれる!どうしたら刺し殺せるだろう」と思っている人は。少年法改正してもムダです。(私は殺人を唱導しているわけではありません。念のため)

政局もおちついてきたので、加藤政局をまとめてみます。

自由民主党(アレフに改称(苦笑)) 何も変わらなかった。変わっていなかった。変わりようがなかった。分裂するパワーもない。密室政治はあいかわらず。所詮はコップの中のさざ波。

森総理 保身だけだった。加藤政局で政治的指導力はさらに無くなった。

野中幹事長 政権維持・予算成立(=国民の血税の横取り)を最優先し、世論を考慮しなかった。恐怖政治を強力に指導・再現した。本会議を欠席した議員を除名すると宣言しておきながら除名しなかったのは、加藤政局によって政治の実権が総理にではなく野中にあることがはっきりしたから。加藤政局のおかげで野中は幹事長を辞めても院政によって二重権力体制を維持できるようになった。(最悪)

加藤山崎派 結局、国民不在の派閥抗争。「不信任案に賛成票を投じる」「100%勝ちます不信任案は成立します」はハッタリ&見栄だった。森倒閣のシナリオは書いたが、新党結成という演出や政権構想という広告が無く、役者が揃わなかった。マスゴミ露出は多かったが、口約束ばかりで実績を示めせなかった。身内から信頼されておらず分裂した。

田中真紀子議員 なんやかんや言いながら、森総理をかばっていた。派閥政治を批判しながら、派閥政治によって支えられている森総理を降ろそうとはしなかった。言行不一致。

自民党の明日を創る会 田中真紀子に逃げられ、森不信任決議の時に完全に分解した。存在感無し。自民党に自浄の役割を果たす“明日”はない。

石原都知事 「失言はしたが失政はしていない」と森総理をかばっていた。結局石原も森を支える自民党の失政を認めない自民のお仲間だった。

野党 不信任決議を出しただけで終わった。加藤の鳴らした太鼓に会わせて踊っただけ。シナリオも作れなかったし、シナリオを変える政治演出力もなかった。国民の期待も集められなかった。

民主党 派閥政治批判が薄かった。自民党政権だったら意味がないと言ってはみたものの、自民党反主流派という派閥主導で森倒閣を目指したので派閥政治に対する批判が弱かった。民主党自身も派閥政治力学で動いているので、派閥に属する議員個個人の気持ちを派閥離脱・離党に向かわせることができなかった。

社民党 加藤氏たちが鳴らした太鼓に合わせて踊ったが、「国会を解散して国民の意を問うべき」と政局が始まった直後にはっきり言えたのは、野党の中で土井党首だけだった。

共産党 民主党の鳩山党首と握手した。加藤政局に乗じて「あんな綱領がある共産党とは手を組めない」と言っていた民主党の態度を変えさせた。

マスコミ 政治家をタレントのように出演させて「反主流派対主流派」という架空の対立軸を演出し、森さえ降ろせばOKという架空の世論を作り、注目を集めて金儲けに邁進した。「霞ヶ関対国民」というような対立軸を示したマスコミはほとんどなかった。

加藤政局に期待した国民 おどらされ利用されただけ。「見損なったよ加藤」「ボク幻滅しちゃいました」など感情的な反発も多いようですが、期待したのが間違い。加藤政局に期待する国民の気持ちは「片想い」と同じ。相手の本当の姿を知らなければ知らないほど、想いが叶わなかった時に強く裏切られたと感じる。片想いとはそういうもの。

ネットの名無しさん 政局にあおられた人もいるけど、冷静な奴も結構いた。森を降ろしただけで日本が変わると信じる奴は、インターネットでよく検証している奴の中にはあまりいない。マスコミは加藤ウェブにアクセスが集まったとか大量のメールが来ているという現象に注目したが、加藤ウェブに行ってそこで主張されていることをそのまま信じていた奴ほど罵倒したりする“見えていない奴”だった。ただし、状況と戦略を自覚してネットデモをしたりアオったりメール送信をするのはおおいに結構。どんどんヤレ。


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Ψ[No.7089] 加藤政局のその後 by (キタノ) 2000年11月22日 (水) 23時42分18秒【この記事にレス】

政局のその後ですが、よくわかりませんが、参院選挙まで森続投(あと9ヶ月続投?)もあり得るでしょうね。たとえ来月森が辞任しても、大局は変わらない。国会の機能不全が続いてトンデモな法律が議論されないまままた次々と成立するでしょうし、世論は森不信任や自保公不信任ではなく政党不信任や国会不信任へと世論が変わっていくでしょう。

となると、むもう国会に期待するのはムダ、民主主義じゃなくていいや、実力でヤっちまえ、と考えるハカイダー派?の人は今後増えざるを得ないでしょう。

民主主義によってではなく実力による統治が行われるということ、議論に意味がなくなる政治、問答無用の恐怖による政治がはじまる、ということです。従うか、支配するか、二つに一つの世界。つまり、力と恐怖による支配服従の“裏の政治”が“表の政治”に出てきた。裏と表の境界が国会の機能不全で薄くなってきた、ということも言えるかもしれません。“表”の人が“裏”に行ったり、“裏”の人が“表”に出てくるようになる。

そんな恐怖政治の世界で生き残り、支配する側に立てるのは、恐怖に打ち勝つ“力を持った人”と恐怖を乗り越える“信念を持った人”です。裏社会の人、と言うこともできるかもしれない。これは、加藤政局によってというより、90年代の自民党政治の結果と言うべきでしょうが。

力を持っている人というのは、現に力のある人。特権を持つ官僚、人脈と地位を持つ人、資本を持つ人、犯罪技術を持つ地下勢力、兵器を扱うテロ組織、その他の裏社会の人たち。信念を持っている人というのは、政治活動家、宗教者、芸術家、その他なにか確信を持つ人たち。もちろん両者の混合もあります。

こういった人たちの言葉や行動や離合集散に、これからは国民の関心が集まっていくのかもしれません。そんな裏社会が表に出てくる世界になってしまってはいけない、議会制民主主義による議会への権力集中=憲法秩序を維持した上で政治を変えるべき、と私は思うのですけれども。

政治家やスケープゴートにされた犯罪者へのテロや、リンチへの賞賛も、これからは広がっていくでしょう。リンチ賞賛を押えるために警察や闇社会への依存が大きくなっ たり、その反動として警察官僚や闇社会による政治支配が強まったりもするでしょう。というかそういう傾向はもう既にあるのですが。

恐怖に打ち勝つ力を手に入れるか、恐怖を乗り越える信念を持つか。あるいは言論で政治が決定される秩序を取り戻すか。議論や説得で政治を変えられないのなら、…変えられないとしても議論や説得を放棄してはならないと私は思うのですが…、私たちは恐怖政治にの到来に“備え”るべきなのかもしれません。


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Ψ[No.7088] 福田のガキもお終いだな・・・by 匿名さん 2000年11月22日 (水) 23時24分20秒【この記事にレス】

確かに野党も与党もガキ議員が多いがな。
しかも猿国会の猿ガキだもんな。


福田官房長官、「野党のガキども」発言で陳謝
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 福田康夫官房長官は22日の記者会見で、森内閣不信任決議案を採決する衆院本会議が開かれていた21日未明、綿貫民輔衆院議長の不信任決議案を提出した野党について「議長は何も間違っていない。間違っているのは野党のガキどもだ」と記者団に語ったことに関し、「不適切な発言を率直におわびする」と野党側に伝えたことを明らかにした。




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