投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 14 日 01:01:33:
回答先: 中東情勢をうけ、パリでユダヤ人狙った事件相次ぐ(13日・ロイター) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 13 日 22:49:08:
【エルサレム13日小倉孝保】
「我々はいつまでイスラエル人の顔色をうかがって生きなければならないのか」――イスラエル軍によるパレスチナ自治区への本格攻撃から一夜明けた13日、聖都エルサレムは、イスラム教の金曜礼拝の日で大勢のイスラム教徒が旧市街に入ろうとした。しかし旧市街に入る七つの門をイスラエル警官が厳重警戒、45歳以上でなければ入場できない制限を敷き、門前払いを食った若者たちは抗議の声を上げ、イスラエル軍兵士とにらみ合いを続けた。
旧市街を囲む岩壁のところどころにイスラエル警官が銃を手に張り付く。パレスチナ人の話では、1987年からのインティファーダ(反イスラエル抵抗闘争)以来の厳重警戒という。
旧市街の玄関、ダマスカス門では、警官が中に入ろうとする一人一人をチェックし、若者の立ち入りを厳しく制限。「礼拝は我々の最も大切なことだ。なぜ入れないのか」と若者が詰め寄ったが、無言の警官に押し返された。
旧市街の中もイスラエル警官の姿が目立つ。土産物屋を営むサミール・ムタイマムさん(42)は、朝のうちに外に出て戻る際、5分間以上尋問され、居住者の身分証明書を提示してようやく解放された。「聖地への通行を認めないのは最もつらいことだ。いつまでイスラエルの顔色をうかがって生きねばならないのか」と吐き捨てた。
ホテル従業員、ハーニー・ザハーディーさん(21)も証明書でやっと通ることができたが、「ハラム・アッシャリーフ」(ユダヤ名・神殿の丘)までは入れず立ち往生。「19歳の時から毎週金曜日にここで礼拝してきたのに。こんなことは初めてだ」と嘆いた。
正午からの礼拝が終わり、ダマスカス門の外では、立ち往生した若者と礼拝帰りの高齢者ら約300人がイスラエル軍兵士約30人を前に「イスラエルこそ出て行け」「アッラーフアクバル(神は偉大なり)」と叫びながら右手を突き上げた。
[毎日新聞10月13日] ( 2000-10-13-21:39 )