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投稿者 11/15 毎日 日時 2000 年 11 月 15 日 09:55:49:
＜特報・電子政府＞ネット回線容量に格差“お寒い”状況（毎日新聞）
政府がうたう「電子政府化推進」の基盤となる各省庁のインターネット回線容量が１４日明らかになった。容量が最大なのは科学技術庁の７０メガビットで、逆に
回線容量は、各省庁のホームページがあるサーバーコンピューターと、インターネットを結ぶ回線の太さを示している。容量が大きいほど、多くの国民が同時に大量の情報を得ることができる。逆に容量が小さければ、ホームページ接続に時間がかかったり、多くの情報をネットで提供しにくくなる。
１１月に１・５メガビットから７０メガビットに増強した科技庁に次ぐのは通産、建設、農水３省の６メガビット。平均的なのは１・５メガビットで１９省庁が用意している。一方、金融庁のほか自治省３８４キロビット、法務省５１２キロビットと小さな容量しか確保していなかった。
政府は「文字情報程度であれば、ほぼ問題はない」（総務庁行政管理局）とみているが、今後、映像を提供する場合は不足する可能性が高いことから、省庁再編にあわせて国土交通省が１０メガビット、総務省は５メガビットにするなど前倒して増強する動きも出ている。回線容量の確保は、政府が２００３年度までに申請・届け出といった行政手続きのオンライン化など電子政府実現に不可欠と言える。
また、各省庁のホームページでは、統計のデータベースなどの整備は遅れており、民間には「情報量を増やし、内容も工夫して欲しい」（プロバイダー最大手のニフティ）との指摘が上がっている。このため、同日の閣僚懇談会でＩＴ（情報技術）担当相の堺屋太一経済企画庁長官は「提供するコンテンツ（情報の中身）が問題」としたうえで、「情報の充実に留意して欲しい」と各閣僚に対して政府のＩＴ化への積極的な取り組みを要請した。
【白戸 秀和】
◆各省庁のインターネット接続回線の容量◆
（単位・メガビット／秒）
総理府 １・５
公正取引委員会 １・５
警察庁 １・５
金融庁 ０・２５６
宮内庁 １・５
総務庁 １・５
北海道開発庁 １・５
防衛庁 ６・０
経済企画庁 １・５
科学技術庁 ７０・０
環境庁 １・０
沖縄開発庁 １・５
国土庁 １・５
法務省 ０・５１２
外務省 １・５
大蔵省 １・５
国税庁 １・５
文部省 １・５
厚生省 １・０
農水省 ６・０
通産省 ６・０
特許庁 １・５
運輸省 １・５
郵政省 ３・０
労働省 １・５
建設省 １・０
自治省 ０・３８４
内閣法制局 １・５
人事院 １・５
会計検査院 １・５
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