投稿者 記事転載 日時 2000 年 11 月 02 日 02:01:21:
・何も書き込まなくなった理由をあれこれ邪推されても気にしないではないではないではないの反対ではないので、「井上嘉浩被告 公訴事実に対する陳述書」の、教義に関する部分に対して、自分なりの解釈の方向性を簡単に書いておきます。
枠内は転載部分です。
松本智津夫氏の説く解脱や悟りそして救済のための教えには、大きな三つ の特徴がありました。 一つ目は、私達の本質からすれば、現実世界は不自然な幻影の世界であるという教えです。この現実世界は、私達の心の内側に存在する貪り、怒り、無智といった様々な煩悩のデータによって生じた幻影の世界であり、私達の本質は、本来はその煩悩のデータから切り離された絶対自由、幸福、歓喜な状態であり、私達が、自らの煩悩のデータを滅することが出来れば、私達の本質である絶対自由、幸福、歓喜の状態になり、それこそか解脱であると教えられました。そしてこのような解脱理論の影響により、この現実社会の煩悩による価値観によって生きることより、解脱するための価値観によって生きることを教義付けている出家へと、多くの人達が向かって行くことになっていきました。 |
#物質主義の「現実世界」が、どうして幻影の世界なのか?
#私個人としては、「幻影のようだ」と思った事はあっても、
#「幻影そのものだ」とはどうしても脳が受け付けないのだが。
#仮に、そう思い込めた、としてみよう、
#すると、逆に「虚構概念の羅列」情報に対してでも「現実に存在するもの」
#であるかのように仮想物質的にすり替え誤認してしまうという、
#対象な交換則が成立する、の意味だろうか?
#
#そもそも、誰が何を「絶対自由、幸福、歓喜」だと決めつけるのか?
#他者や組織に定義や基準や手段を強制されたら、もうそれは絶対自由ではない。
#もし「絶対自由」が実現しても、幸福と歓喜が併存できるとは限らない。
#しかしながら、LSDを食らって大小便を垂れ流す儀式では、
#その時の脳の幻覚反応こそが「絶対自由、幸福、歓喜」の理想的強制状態だと
#彼らが規定したとして、ではどこか矛盾するのか?
#否定するのであれば、その科学的根拠は何?
#生体として正常で自発的な精神の反応状態が、教義では忌避対象と
#されるのであれば、許容される「絶対自由、幸福、歓喜」というのは、
#薬物使用時以外は専ら唯物的な感情の学習的リンク条件、
#生理的感情の抑圧下における想起条件、如何に依存するだろう。
#そういう「絶対自由」とやらの希求が、
#「解脱することが目標」にすり替わったら、またしても自己矛盾しないか?
#
#あと、「データ」という考え方自体が物質主義的そのものだ。すなわち、
#それでは物質に付随するデータのみの、丸覚え量が大小、の次元でしかない。
#要は、それらの膨大なデータを自己の考察を通して如何に特徴抽出し、
#それらを意味づけていくかという、現在の物質主義的な人工知能では難しい、
#人としての思考プロセスを鍛える動機を発見する処まで、
#己の意識を到達させようとしない教義だ、ということか?
#つまり、己のいろんな欲求不満を「物質主義からの忌避」に転化させておいて、
#実際は、よりどぎつい物質主義的な学習プロセスを己の脳に刻みつける、
#「脳を物質化し、自分自身をロボット化する教義」じゃあないのかっ?
#と、私には思えた。
二つ目は、グルに対する絶対的帰依によるグルとの合一こそが解脱への方法であるという教えです。この現実世界が、私達の煩悩のデータによって生じる以上、解脱へ至るデータが存在しない。だから解脱したグルによって、解脱に至るデータをコピーしてもらう方法 によってのみグルと合一し、私達は解脱に至ることが出来る。この解脱の方法論は、グルに対する絶対的帰依こそが必要だと教えられる ことにより、出家教団内においては、現実における全ての価値観が、松本智津夫氏 の意思により形成されていくことになりました。 |
#自分の頭で考えようとしない。一言で、「頭を取る」だ。
#結果と指令だけを一方的かつ機械的に受けるだけ、のロボット化。
#ヘッドギアは「データ(=尊師の脳波)のコピー」の、
#物質主義そのものではないか。
三つ目は、救済は松本智津夫氏の予言の成就によって成し遂げられるという教えです。松本智津夫氏の予言に基づくオウム真理教の活動方針は、現在、世界に蔓延する物質主義こそが、ハルマゲドンを生じさせる原因であり、物質主義における価値観によって生きる限り私達は永遠に輪廻転生して苦しみ続けることになる。そしてこの物質主義は、世界的規模、即ちフリーメーソンのプログラムによって形成されていき、戦後、日本においては、アメリカという媒体を通して形成されてきたと捉え、救済とは、この物質主義文明に対して、解脱に至る真理の文明を形成することをヴァジラヤーナの救済として教義付けるに至りました。 |
#「物質主義」→「唯物論=左翼」
#ここでは、「真理の文明」→「唯心論=神の真理」
#とでも置き換えておいて、
#下の不思議な投稿
#と読み比べてみると……(- -;)(注.そちらは私の投稿ではありません。)
#何でもかんでも○×2元論に決めつけること自体が、誤っていると思う。
#物質主義を否定しておいて、だから代わりに契約や科学的裏付けなき架空の論理を
#その空虚な脳に果てしなく注ぎ込んでしまっては、
#与えられた教義と現実との乖離や葛藤や、生物的欲求に
#必然的に対峙させられてしまう。
#それでは「永遠に苦しみ続けさせるための教義」とならないか?
#現実世界の破壊行為の実現以外に、教義の正当性を証明できなくなる。
#そうやって、
#生物としての自我を完全に抹殺できたとしたら、それはもはや
#「個人という人格体」を構成するはずの思考−肉体要素すべてが、単に、
#物質的な記号でしかなくなってしまう。
#生物的欲求の暴走、過激化、すり替え記号化を戒めるのではなくて、
#その欲求の、自発的存在そのものを否定してしまう。
#つまり、肉体の記号化ロボットがここに完成
する。
#生物電気化学反応して、食って、発声して、指示通りに動いて、大小便して、眠る、
#だけの物質的存在でしかない。もはや、人として生きる意味もなかろう。
#脂肪と筋肉を落として即身仏に出来れば、その方が永くもつ。
#
#以上より、
#やはり現実情報からの遮断と、そこを埋め合わせるすり替え教義
#こそが、「真理の文明」の虚構的本質だ、と私は思う。
#したがって、
#オウム用語のいわゆる「三悪趣」(殺生・性欲・食欲)
#を計画的に扇って民衆の脳に導入し、浪費目的化に慣れさせることで
#意識の飽和つまり思考停止を誘う。
#そうして人民愚鈍化を図っていく世界支配プロセスの一形態と、
#一見その正反対に、厳しい禁止の戒律のもと、信者を取り囲む外部情報すべてに
#激しい拒否と敵対意識を持たせる世界支配プロセスとは、
#「互いに立場が断絶し、対立を為すものだ」という必然性が存在する、
#とは私には思えません。
#世界支配を目的とした、社会構造を分裂と混乱と闘争と破壊を仕掛けるための
#連続的な流れとして、私は理解しています。
#極悪マフイアも、極悪カルトも、「国家」権力機構や政党組織の一部も、
#捏造マスコミも、自称賢人衆も、超国家資本も、
#同じような思想組織に属し、時に連携行動をとる場合があるのと同じです。
#場合によっては、賢人衆が極悪張本人そのもの、だったりする。
#
#あと、これは宗教上の概念に属するテーマではあろうが、
#「物質主義がハルマゲドンを生じさせる原因」
#と決めつける事は、「自分たち自身に起因する罪と責め」の
#すり替えフィルタリングとしか思えないです。
★大変にお世話となってきました管理人様へは、おそらく小生の多大なる非礼が含まれるだろう事を誠に恐縮しつつ、
公開BBSですからやはりストレートに書くことにします。
オウムが発行していた教団誌掲載記事の、「メーソン対日謀略ネタ」の仕入れ元が、どこからの由来で、何を目的に、どの程度の信憑性があるのかも気になっていたのですが、
オウム教義のほうも、そこまで高度な心理錯覚技術が緻密に織り込まれた理論体系を構築した「真の魔界知恵」を伝授したのも、誰、どういう組織なんだろうか?とも思います。
アサハラが単独か、「神仙の会」取り巻き連中との執筆だけで、彼らの教義に短期間でそこまでの緻密な完成度が得られたとは、ちょっと思えないのです。なぜなら、人の脳に対する「知覚や思考や行動の記号化」操作なるものには多分に実験的、経験的、かつ歴史的要素が少なくないだろうからです。また、
『「反フリーメイソン」のスローガンのもとに、実はサタニズムを注入されたオウムは、日本絶滅に向けた一種の世界支配権力間テロ機関ではないか?』
という問いかけに対しては、どのような反証が事実として存在するものなんでしょう?『国家権力はフリーメーソンに乗っ取られている…だから国家権力というのは、絶対に打倒し尽くすべき絶対悪の対象でしかない。』の論法か?とも取れるのですが。
オウムに関係したほかの宗教団体として、「統XXX」「創XXX」等の名前がよく挙げられますが、知識階級に属する人材を、見せびらかす位てんこ盛りに囲っているところもあるご様子とみえます。
いったい、どの教団が「地獄の獣」統率体に飛び抜けて最も近く、破滅的根源としての邪悪な存在なんだろうか、宗教団体固有名詞の羅列と騒がれ方の比較だけでは、真実は決してわかりません。
★一部平常心の方々を除いて、お取り乱し気味の書き込みですか?
もっと眺めていたいので…どうぞ。