中東首脳会談構想 両首脳が出席意向米大統領提案の中東「個別」会談、和平再開は厳しく(産経新聞)

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投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 26 日 05:41:40:

回答先: 中東情勢悪化を受け、聖地巡礼者が激減(ロイター) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 25 日 19:40:37:

【エルサレム25日=宇都宮尚志】
クリントン米大統領がイスラエルのバラク首相とパレスチナのアラファト自治政府議長を個別に招き、あらためて中東首脳会談を行う構想を明らかにしたことについて、双方は二十五日、出席の意向を一応、示した。しかし、衝突が泥沼化し、今月十七日のエジプト・シャルムエルシェイク合意が事実上破たんした中で、双方が和平プロセスの再開に向かうことは極めて難しい情勢だ。
イスラエル放送によると、クリントン大統領はアラファト議長、バラク首相と相次いで電話会談し、首脳会談の構想を伝えた。バラク首相はクリントン米大統領の提案に応じるか明確にしていないが、外交筋によると、「アラファト議長が暴力を停止する措置をとれば、会談に応じるとの考えを伝えた」という。一方、アラファト議長の側近も、「バラク首相との直接会談に応じないことを条件に、クリントン大統領との会談を受け入れる」と述べた。
しかし、バラク首相としては、和平反対派の野党リクードとの連立交渉が混迷する中で、会談に参加すれば連立交渉は完全に破たんする。すでにリクード内では、連立交渉の打ち切りを求める声が強まっており、交渉の行方に見極めがつくまでは態度を明確にできない状況だ。また、アラファト議長も米国主導の和平プロセスを継続することには強い抵抗があり、個別会談に応じても、和平プロセスの再開の確認に至る可能性は極めて低い。
首脳会談を受諾する意向はクリントン大統領の顔を立てる意味合いが強く、大統領の和平努力は、もはや限界に近づいているといえる。
一方、イスラエルとパレスチナの治安当局者は二十五日、衝突の沈静化に向けた協議を開始した。クリントン大統領の要請を受け、シャルムエルシェイクでの暴力停止合意の履行を模索する動きとみられるが、各地で依然、衝突は続いており、実効性には疑問の声が上がっている。



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