投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 25 日 11:09:32:
【ニューヨーク24日=坂本裕寿】
米石油大手三社が二十四日発表した七〜九月期決算は、原油価格の高騰を追い風に、軒並み過去最高益を記録した。
最大手のエクソンモービル(元ロックフェラースタンダード石油系)は、売上高が前年同期比20%増の五百八十八億五千二百万ドルで、純利益は前年同期の二倍の四十四億九千万ドルと三期連続で最高益を更新した。
米二位のシェブロンは、売上高が同33%増の百三十六億ドルで、純利益は同二・六倍の十五億三千百万ドルと過去最高を記録した。
シェブロン(ロックフェラースタンダード石油系)による買収が決まったテキサコ(モルガン財閥系)も、純利益が同二倍の七億九千八百万ドルと最高益となった。売上高は同38%増の百三十三億五千九百万ドルだった。
好決算の要因は、原油相場が前年同期比で一バレル当たり約十ドル上昇するなど原油や天然ガスの販売価格が上昇したほか、石油製品販売の収益も改善したためだ。業績好調を受けて、各社は石油開発や代替エネルギー開発などの新規投資を増加する方針も打ち出した。
(10月25日10:20)