金正日総書記がミサイル開発断念を確認 米長官と協議

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投稿者 同行日本記者団の代表取材 日時 2000 年 10 月 25 日 10:21:34:

金正日総書記がミサイル開発断念を確認 米長官と協議

 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を訪問して
いるオルブライト米国務長官は24日午後3時4
0分(日本時間同)から、北朝鮮の金正日総書記
と2度目の会談を行った。会談後に会見した長官
は、これまで未確認だった金総書記の「人工衛星
打ち上げを代行してくれれば長距離ミサイル開発
を断念してもよい」との提案を総書記自身が確認
し、ともに協議したことを明らかにした。

 長官によると、国際テロ支援問題と並んで日本
人などの拉致疑惑も人道的問題として取り上げら
れた。また、クリントン大統領の訪朝について
は、米政府が条件としてミサイル・核開発やテロ
支援などの懸念事項で「重大な前進」があること
を挙げており、大統領はオルブライト長官の報告
を受けた上で決定を下すことになる。

 会談進展を受け米朝両国は、来週ミサイル問題
に関する専門協議を開く予定だ。

 オルブライト長官は25日早朝には政府専用機
でソウルに向かい、日韓両国外相との会談で訪朝
の成果を報告する予定。

 長官によると、会談は「真剣かつ建設的」で、
両国の外交関係樹立、北朝鮮のミサイル開発・輸
出中止、安全保障などの問題が中心に話し合われ
た。このうち米国にとって最大の懸念であるミサ
イル問題では、金総書記がプーチン・ロシア大統
領に伝えたとされるミサイル開発での提案につい
て協議、金総書記は米国の懸念に理解を示した。

 また、金総書記は23日夜、オルブライト長官
とともに見たマスゲームで米国や日本からテポド
ン・ミサイル打ち上げと批判された人工衛星打ち
上げ風景が上演された際に

「これが最初で最後の人工衛星打ち上げになるだろう」



ミサイル発射を恒久的に停止してもよいと取れる発言

をしたと
いう。

 一方、会談では米国の「国際テロ支援国」指定
の解除問題も取り上げられた。解除の条件になっ
ている日航機「よど号」ハイジャック犯の送還に
ついても話し合われた可能性が高い。

 長官はテロ問題と並んで「行方不明者」問題の
解決の必要性も金総書記に提起し、日本政府が強
く懸念する拉致疑惑も取り上げたことも明らかに
した。

 長官は24日午前には白南淳外相、金永南・最
高人民会議常任委員長ともそれぞれ会談した。

********

注:ロケットとミサイルはちがいます




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