投稿者 明星 日時 2000 年 10 月 24 日 14:36:40:
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「陰謀を否定する陰謀というジレンマの証拠」ではなく「客観的な証拠の提示」です。
まだ話題に出ていない、おいしそうなところを上げてみるよ。
ジャーナリスト、アービング・ハウが1976年に出版した「我等が父達の世界」では、
東欧からアメリカへ移住したユダヤ移民の苦難の旅路と、辿り着いたニューヨーク市内の
移民集住地区、ローワーイーストサイドにおけるユダヤ移民の生活の集積が詳しく述べられています。
そこには、労働者、労働運動の指導者としてのユダヤ人について、長大な叙述があります。
しかし、この地区の労働者層家庭に育ち、後年、アメリカを代表する企業家に育つ東欧系ユダヤ移民に
ついてはその存在を無視しているのです。RCA の総裁となるデービッド・サーノフや
20世紀フォックス社の創業者となるウィリアム・フォックスについては一行も言及していない!!!
彼らは正真正銘、労働階級からの出世でした。このように彼らは大富豪の慈善活動を除き
彼らの経済活動や、バイオグラフィーについては、意図的にまったく無視するのだ!!!
このように指摘するまで気が付かないような作為的欠落、これも陰謀と明星はみた(^^)
そう、この例のように都合の良いところは主張して、後は隠す。これは彼らの常套手段だ!!
まだまだある!!!
1930年代、大恐慌の時、「ユダヤ資本がアメリカの金融を支配している。大恐慌はユダヤ人が仕組んだものだ」
そういう噂が全米に拡がって、ユダヤ人に対する敵意が高まった。
まずいと思った、ユダヤ人は反証を提示する必要に迫られた。
作家でアメリカ共産党の活動家であった、マイケル・ゴールドは
自らの青少年時代を描いた自伝小説「金なきユダヤ人」を発表したりした。
より客観性のある反証材料を、組織力を動員して収集したのが、あの「ブナイ・ブリス」だった。
この団体は下部組織を使い300人の調査員を動員して三年に歳月を費やす大調査を行った。
調査結果の要旨は、社会学者アイゼンバーグによりまとめられ、ユダヤ系月刊誌「ブナイ・ブリス・マガジン」
1939年2月号に論文として発表された。
この調査はアメリカで人口の多い上位40都市を対象に1937年の銀行家人名録を検索し、
実際にどれほどユダヤ人銀行家(取締役以上)がいるのか統計を行いました。
その結果、ユダヤ人であると確認できたのは、3%、560人にすぎなかったのです。
この40都市に占めるユダヤ人の割合は11.4%でした。
さらに全米レベルで調査すると、銀行家総数93.000人のうち、ユダヤ人はわずか600人、0.6%でした。
アイゼンバーグはこの数値を根拠に「ユダヤ人の銀行支配」はまったくの虚妄にすぎないと結論を下したのだった。
あなたは、この統計をそのまま信じますか?そうここにも陰謀があったのだ!!!!!
なんと、アイゼンバーグ論文はアメリカを代表する大手の商業銀行と投資銀行、田舎町の零細な個人銀行を
同じ一行として、集計していたのだ!!!
「フォーチュン」が客観的に独自に調査した結果、1933年の大手商業銀行19行の全取締役420人中
ユダヤ人は7パーセントにすぎなかった。しかし、投資銀行ではまったく違っていた!!!!!
非ユダヤ系のJ.P.モーガン社と並ぶクーン・ローブ社を筆頭に、J&W・セリグマン社、スペイヤー社
ソールマン社、リーマン・ブラザース社、ゴールドマン・サックス社などユダヤ系10数行が綺羅星のごとく名を連ねていたのだ!!!!
当時のユダヤ資本は大手商業銀行界には、ほとんど進出していなかった。
その代わり投資銀行界には、業界を二分するほどの一大勢力を形成していたのだった!!!
アイゼンバーグが下した結論は、実体を無視した算術的詐欺と言える。
これが陰謀じゃなくて、何て言いますか? 統計のミスって言うのか。
驚くなかれ未だにこのアイゼンバーグ論文は、啓蒙書、辞典を通して使われ続けているのだ!!!
もちろん邦語文献にも登場している。ユダヤ人の経済力を扱った唯一の邦語文献『ユダヤ民族経済史』
(新評論、1991、325頁)の中で著者、湯浅赳男氏も「信頼すべき数値」として引用しているのだ。
もうひとついってみよう!!!!
1950年にユダヤ人ローゼンバーグ夫妻がソ連のスパイだとして逮捕され、処刑された。
同じく、ソ連に原子爆弾に関する情報を流して逮捕された、ハリー・ゴールドや
イギリスの物理学者クラウス・フックなど、すべてユダヤ人だったのだ!!!!
反ユダヤ主義が湧き起こったとおもいますか?
ところがそれは、まったくおこらなかったのだ!!!!
共産主義への攻撃は冷戦の進行とともに激しくなりました、
1950年からジョゼフ・マッカーシー上院議員の赤狩り旋風が数年間吹き荒れた。
共産主義と言えばユダヤ人だったが、マッカーシーは反ユダヤ主義を引き合いに出さなかった。
マッカーシーの参謀はなんと、ユダヤ人ロイ・コーンであった!!!
これらは通常おこりうる、反ユダヤ主義、反ユダヤ感情、ユダヤ人陰謀説を
ことごとく克服しているのだった。おかしいと思いませんか?
これこそが最も巧妙なユダヤ人の陰謀なのだった!!!!