投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 24 日 11:33:17:
【ベルリン23日=共同】
二十三日付のドイツ大衆紙BZは、ベルリンのエジプト博物館が収蔵していた古代エジプトの文書の中から、クレオパトラの自筆とみられる命令書を発見したと報じた=写真(共同)。同紙によると、クレオパトラの自筆文書の存在が明らかになったのは初めて。
同博物館当局者は二十三日、報道内容を大筋で認め「二十六日に記者会見を開き詳細について説明する」と述べた。
BZによると、命令書は古代エジプトで使われていたパピルス紙に書かれており、カニディウスというローマの軍人にわいろを贈ることを命じる内容。ギリシャ語で「そのように計らえ」との記載があり、クレオパトラが書いたものだとしている。
同紙によると、文書は百年以上前から博物館の書庫に眠っていたが、最近、オランダ人研究者の調査によって、紀元前三一年のアクティウムの海戦の直前に、クレオパトラ自身によって書かれた命令書であることが分かったとしている。
文書の内容から、クレオパトラがカニディウスにわいろを贈り、ローマの将軍アントニウスに参戦を促すよう働き掛けたとみられるという。この海戦では、クレオパトラとその愛人アントニウスが、後に初代ローマ皇帝となるオクタビアヌスと戦って敗れた。