<中東情勢>イスラエル兵2人殺害 調停努力も再び険悪化(毎日新聞)

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投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 13 日 00:08:43:

回答先: CIA長官が中東入り、安全保障問題について協議へ(ロイター) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 12 日 22:03:23:

【エルサレム12日海保真人】
国際社会の調停努力にも関わらず、パレスチナ・イスラエル情勢は再び険悪化しだした。12日、イスラエル軍兵士2人がパレスチナ住民に殺害されたことで、再び緊張が走り、政治レベルの外交努力が水泡に帰す危険性が漂っている。
アナン国連事務総長は9日に現地入りして以来、積極的にバラク・イスラエル首相、アラファト・パレスチナ自治政府議長との個別会談を重ね、12日未明、米国を含む治安当局者の3者協議開催の合意にこぎつけていた。
アナン事務総長の努力にはクリントン米大統領もワシントンから支援を表明。イワノフ・ロシア外相、ソラナ欧州連合(EU)共通外交・安全保障上級代表、クック英外相も側面支援する形で次々と現地入りし、バラク首相、アラファト議長との関係修復を取り持とうとしていた。
こうした外交努力はいずれも「和平プロセスを崩壊させてはならない」との思いから行われている。1991年の中東和平マドリード会議から始まった同プロセスは、パレスチナ問題を軸に紛争終結と中東情勢全般の安定化を目指し、仲介主導役の米だけでなく、多国間協議に露、欧州、カナダ、日本など大勢の国々が参加した。衝突を発端とした今回の危機と調停工作は、和平プロセスが当事者間だけの問題でないことを改めて印象づけている
しかし、12日のリンチ殺人事件は、一部のパレスチナ住民の突出した行動を、アラファト議長がもはや制止できないことを示している。パレスチナ自治政府は声明で「遺憾」を表明。バラク首相は「きわめて深刻な問題だ」と述べ、対応策の検討に入った。せっかくの外交努力は、和平の崩壊か維持かというぎりぎりの局面まで来ている。
[毎日新聞10月12日] ( 2000-10-12-22:50 )



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