投稿者 ハーリー・トム 日時 2000 年 10 月 20 日 06:48:28:
回答先: “登校拒否を「脳科学」的に考える”(冬眠日記より) 投稿者 一刀斎 日時 2000 年 10 月 18 日 19:08:19:
不登校とか登校拒否という語をつかうのは科学的に曖昧ですね。この語自体は単に学校に行かない事実や行動(またはその意志)を示すのみです。
それをいうなら科学的な手順として「人間はなぜ登校するのか」「すべての人類が登校しているのか」「ではなぜある人達は学校に登校するようになったのか」という行動と現象全般がまずなによりも脳科学的に解明されなくてはなりませんね。
私があなたを好きになったこと、または嫌いなこと、私が毎日会社に行くこと、あなたが自民党もしくは民主党あるいは共産党に投票すること投票しないこと、あなたが盗聴法案に反対すること賛成すること、そうした行動ばかりかそれらの意志の形成すべてが人間の脳に起因するという意味で脳科学的に説明されなくてはならないでしょうし、そうされうるでしょう。それは当たり前のことです。
人間のあらゆる行動や意思が脳的に説明可能なのは当然です。
問題はその知識を組み立てるうえでの条件であり価値づけです。それをどういう目的や願望にもとづいて解明するのかです。その目的論にもとづいて知識の組み立て方がちがってきうるからです。