投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 14 日 20:51:30:
東京・六本木のクラブで働いていたカナダ人女性(23)が酒を飲まされ、わいせつ行為をされた事件で、貸ビル会社代表、織原(おばら)城二容疑者(48)=準強制わいせつ容疑で逮捕=が神奈川県三浦市三崎町にマンションを所有していることが新たに分かり、警視庁捜査1課と麻布署は14日、このマンションや周辺の海岸などを捜索した。マンション内にセメントのようなものを持ち込んだ不審な跡があるため、同課は今年7月から失跡している英国人女性、ルーシー・ブラックマンさん(22)との関連がないか捜査している。
調べでは、現場は、油壺マリーナに近い5階建てマンション4階の一室。家具などはなかったが、酒やビールの空き缶があるなど最近まで出入りした跡があった。さらに、浴室付近にセメントのようなものや砂などが散乱していた。浴室前のカーペットにも不自然な染みのような汚れがあったという。
同課は、織原容疑者がルーシーさんと出入りしていなかったか聞き込みをする一方、現場を詳しく検証した。また、そばの海岸の洞穴や浜を警察犬などを使って捜索したほか、同町小網代のヨットクラブの倉庫など織原容疑者が訪れたとみられる場所で関係者から事情を聴いた。
また、カナダ人女性を誘い込んだ同県逗子市のマンションでは、複数の外国人女性のものとみられる金髪や茶髪が新たに発見された。六本木のクラブに勤務する数人の外国人女性も閉店後に連れ出され、酒などを飲まされわいせつな行為をされたと被害を訴えており、同課で関連を調べている。
ルーシーさんは7月1日午後3時ごろ、「携帯電話を買ってくれる男性と会う」などと友人に言い残して外出。その後、「これから海岸に連れて行ってもらう」などの電話をかけてきた後、行方が分からなくなっている。
[毎日新聞10月14日] ( 2000-10-14-19:30 )