投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 09 日 12:39:13:
2000.10. 8 Web posted at: 8:05 PM JST (1105 GMT)ロンドン(ロイター)
英国のチャールズ皇太子の家政婦を務めていた女性が、守秘契約に違反して故ダイアナ元皇太子妃との破局を暴露する著書を出版したことについて、チャールズ皇太子がこの女性の告訴を断念したことが明らかになった。英国の日曜紙「サンデー・テレグラフ」が8日、報じた。
チャールズ皇太子が告訴を検討していたのは、1985年から93年にかけて皇太子の家政婦を務めていたウェンディ・ベリーさん(68)。当時の日記をもとに『The Housekeeper's Diary(家政婦の日記)』を執筆し、英高等法院から秘密暴露を禁止する命令を受けたにもかかわらず、1995年に米国で同書を出版。英王室が法廷侮辱罪で告訴を検討していた。
サンデー・テレグラフ紙は王室の談話として「皇太子はウェンディ・ベリーさんの著書を容認するわけではないが、彼女が置かれた個人的な状況に照らして、これ以上ことを追及するのを止めた。本人にもその旨の書簡を送った」と伝えている。ベリーさんが高齢であること、息子が白血病の治療中であることなどを考慮したはからいだという。
英国王室の暴露本をめぐっては、ダイアナ元妃の個人秘書を務めたパトリック・ジェフソン氏も最近、元妃が離婚に至るまでの葛藤をあからさまに描いた著書を出版。エリザベス女王とチャールズ皇太子が先月、同書を非難したほか、ダイアナ元妃とチャールズ皇太子の長男、ウィリアム王子も記者会見で「怒りを感じている」と心境を打ち明けている。