投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 08 日 17:37:42:
回答先: イスラエル首相が騒乱停止で最後通告(讀賣新聞) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 08 日 17:15:58:
2000.10. 8 Web posted at: 2:24 PM JST (0524 GMT)
エルサレム -- イスラエル治安部隊とパレスチナ住民の衝突が続くなか、ガザ地区で7日深夜、イスラエルのバスが銃撃を受け、乗っていた9人が負傷する事件が起きた。これをきっかけにイスラエルのバラク首相は8日朝、パレスチナの空港の閉鎖を命令。一方、バス銃撃事件よりも先に、国連の安全保障理事会は、イスラエルの武力行使を非難する決議案を採択した。
イスラエルの空港関係者がイスラエルのラジオ局に語ったところでは、バスが襲撃されたのは、ガザとエジプトを結ぶラファ・ターミナルを出た直後。空港の方角から銃撃があったという。バスにはターミナルで働く治安維持部隊が乗り込んでいた。
イスラエル国軍の発表によると、バラク首相はこの事件でパレスチナとの信頼関係が損なわれたとして、空港職員の構内立ち入りを8日以降、禁止することにした。空港関係者によれば、同空港は週に20便以上が利用しているが、イスラエル側はアラファト議長の搭乗機以外は、発着を禁止するとしている。
安保理がイスラエル非難決議
一方、国連安全保障理事会は7日、9月28日以降のパレスチナ住民とイスラエル治安部隊の衝突に関し、「人々の死傷に至ったさまざまな暴力行為、特にパレスチナ住民に対する過度の武力行使を非難する」との決議案を採択。安保理の理事国15カ国のうち14カ国が賛成して採択された。米国は、イスラエル非難には反対しながらも、拒否権の行使はせずに投票を棄権した。決議では、和平交渉を直ちに再開することを求めるとともに、今回の衝突に関する「迅速で客観的な調査」を支持するとしている。
これを受けてパレスチナの和平交渉担当者は、国際委員会による調査を受け入れるようバラク首相に求めると語った。国際委員会による調査は、パリで4日、米国とフランスの仲介の下に行われた和平交渉でアラファト議長が求めたものだが、バラク首相の反対で合意事項には盛り込まれず、交渉が決裂する原因となった。
またバラク首相は7日、アラファト議長が今後48時間以内にパレスチナ側の暴力行使を中止させなければ、イスラエルはこれを和平交渉の終了と見なし、秩序回復のためにあらゆる手段をとるよう軍に命令するつもりだという「最後通告」を出している。パレスチナの和平交渉担当者はこの通告を撤回するよう、バラク首相に求めている。