投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 06 日 20:33:26:
回答先: 虐殺やむまで交渉せず〜アラファト議長【エルサレム5日共同】 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 06 日 20:29:19:
パレスチナ自治区でのイスラエル治安部隊とパレスチナ人の衝突終結を目指し、エジプトの保養地シャルムエルシェイクで行われたパレスチナ自治政府のアラファト議長、オルブライト米国務長官、ムバラク・エジプト大統領による三者会談は五日午後、当事者のイスラエルのバラク首相の参加のないまま終了した。
直後にパレスチナ自治区ガザで銃撃戦が再燃し、パレスチナ人二人が死亡。さらに米国が抗議行動を懸念し中東地域の米大使館閉鎖を発表するなど、再び緊張が高まっており衝突終結の努力は事実上失敗した。
対立の最大の焦点となったのは、パレスチナ側が強く求めている九月二十八日のエルサレムの聖地「神殿の丘」で起きた衝突原因究明のための国際調査委員会の設置問題。
イスラエル側がこれを拒否、オルブライト長官によると「三者治安委員会」の設置という形で当面決着したとみられるが、最終合意の達成は困難な情勢だ。
オルブライト長官は五日、パリでの三者会談を「成功だった」と評価。この中でバラク首相とアラファト議長が戦闘停止とともに、治安維持の協力のため米国、イスラエル、パレスチナの三者治安委の設置で合意したと言明。「戦闘が終わったことが確認できれば、和平プロセスに戻ることができる」と語った。
パリ会談では、暫定合意の署名をめぐって土壇場で紛糾。アラファト議長とバラク首相がムバラク大統領の仲介で、シャルムエルシェイクに場所を移し、再会談することになっていたが、バラク首相が交渉継続を拒否して帰国した。
パリ会談では、三者治安委設置のほか(1)イスラエル軍の衝突発生前の配置までの撤退(2)衝突の激しいヨルダン川西岸のラマラとナブルス、ガザ地区のネツァリムでのパレスチナ人によるデモなどの禁止―などで暫定合意。これを受けイスラエル軍は五日午前、ラマラやナブルスなどに配備した戦車の撤退を開始していた。