投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 13 日 22:08:24:
米海底探検家ロバート・バラード氏らの調査団は十二日、黒海の海底でこのほど、旧約聖書にあるノアの箱舟の伝説の根拠になったとみられる大洪水によって海底に沈んだ集落跡を発見したことを明らかにした。
遺構が見つかったのは、トルコの沿岸から約十九キロ沖合の水深約九○メートルの海底。遠隔操作の潜水艇で倒壊した建造物を発見、建物の一部とみられる木や、穴の開いた石の道具などがあったという。
約七千年前に欧州の氷河が解け、地中海からあふれた海水がそれまで淡水だった黒海に流れ込んだとの説があり、バラード氏らは昨年、黒海で見つかった貝殻が七千年前を境に淡水性と海水性に分かれることを突き止めた。
調査団は「今回の発見は、今は海底となっている所に人が住んでいた証拠だ」とし、建造物を引き揚げてどのような人たちが住んでいたかを分析する予定だ。