投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 10 月 05 日 21:21:55:
10/05 08:07 サン人アフリカに帰る はく製展示のスペインから 外信08 #01
【ヨハネスブルク4日共同】ボツワナなどからの報道によると、
百七十年前に南部アフリカで埋葬の数時間後に掘り起こされ、はく
製にされた上でフランス、スペインで展示されていたサン人(ブッ
シュマン)の遺体が四日、ボツワナに帰った。
この遺体は死亡時二十七歳の男性とみられ、一八三○年に現在の
ボツワナか南アフリカでフランス人が墓を暴いてはく製にしたとさ
れる。フランスで展示された後、スペイン東部バニョラスにある博
物館に移された。同博物館は、腰に布をまとい、やりを持って立つ
姿で展示した。
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10/05 08:07 サン人ア 外信08 #02
こうした扱いが問題視されたのは一九九○年代に入ってから。地
元の医師が「二十世紀の終わりに、まるで珍種の動物であるかのよ
うに人間のはく製を見せ物にするなど信じられない」と批判。地元
当局は九八年になってようやく展示を中止し、約五万五千人のサン
人が住むボツワナが遺体を受け入れることになった。
首都ガボローネに到着した遺体は五日、スペインやアフリカ各国
の外交団の立ち会いの下、埋葬される。
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