投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 04 日 19:36:22:
2000.10. 4 Web posted at: 2:02 AM JST (1702 GMT) スイス・ベルン(ロイター)
スイス政府は3日、大麻の合法化に向け、議会に薬事法改定を求める法案を提出する方針を明らかにした。同国政府は1998年にも、習慣性を誘引する全薬物の合法化を目指したが国民の反対に遭い、合法化には至らなかった経緯がある。今回の提案は、大麻だけを対象としており、政府は「(反応を探る事前調査などで)国民からは基本的に支持を得ている」と説明している。
この法案の背景には、合法化することで、粗悪な薬物の排除などが可能になり、結果的に使用者の保護につながるという考えもある。
スイスは、ヨーロッパ諸国で、薬物使用者に最も寛容的な対応を示していることで知られ、国内の公園や湖畔では大麻吸引者などの姿がよく見かけられる。また、ヘロイン使用を止めるために治療中の常習者が芳しい成果を示さない場合、無料でヘロインと注射針を配布する施策も一時実施されていた。しかし、チューリヒ市内の「ニードル・パーク(注射針の公園)」などが欧州各地の常習者のメッカとなるとともに、ヘロイン使用は90年代半ばに禁止されていた。