投稿者 PuPu 日時 2000 年 10 月 04 日 10:23:29:
夢:一枚の絵
私は一枚の絵を見ていました。
絵には、春風にそよぐ草原と、
その真ん中に小さな女の子が描かれていました。
彼女は私に背を向けうつむいていました。
私はその絵の中へ入ってみました。
そして、その女の子の前に回り込みましたが、
その顔は長い黒髪に覆われていてよく見えませんでした。
そよ風の中で、彼女は泣いているようでもあり、
笑っているようでもありました。
私はその女の子にもっと近づこうとしましたが、
私とその少女との間には無限の空間があるように思われました。
二度と変わらない瞬間が少しずつ私達を支配し始めたのです。
私は言い知れない不安感と同時に、
押さえ切れない好奇心を感じました。
その不安感が私を圧倒し始めた時、
私は無我夢中で逃げ出そうとしましたが、遅すぎたようです。
それ以来、この海のように広く青い草原の中で、
ただ一人、風の音だけを聞いています。
その微かな音は、人の泣き声のようにも、
笑い声のようにも聞こえます。
"Two pictures are now completed," He mumbled.