投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 10 月 02 日 19:13:50:
10月3日にローマで予定していた「ユダヤ教とキリスト教の対話集会」が無期限延期になった。ローマ法王庁(バチカン)が他宗派・宗教へのカトリック教会の優位性を宣言するなど保守化を強めていることに、ユダヤ教指導者が反発したためだ。同集会はバチカンの枢機卿とローマのユダヤ教指導者が出席し、両宗教の和解に向けた課題について意見交換する予定だった。
だが、ユダヤ教のローマ首席ラビであるエリオ・トアフ氏らが(1)バチカンがあらゆる宗派、宗教を同列に扱う相対主義を否定する文書を公表した(2)19世紀の超保守派法王として知られるピウス九世を福者に列した――ことを理由に欠席すると通告。バチカンは同集会の「無期限延期」を余儀なくされた。(ミラノ支局)