投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 13 日 13:18:01:
回答先: チェース銀、JPモルガン買収へ〜資産6620億ドル、米2位に匹敵(産経) 投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 13 日 12:57:22:
米銀行持ち株会社3位のチェース・マンハッタンが、同5位のJPモルガンを買収する見通しとなった。12日、JPモルガンの関係者が明らかにしたもので、13日にも両社が正式に発表する予定。買収額は350億ドル(約3兆7000億円)にのぼるとみられ、総資産で全米1位のシティグループ、2位のバンク・オブ・アメリカに迫る世界最大規模の金融機関が誕生することになる。
欧米の金融業界では、投資銀行(日本の証券会社に相当)を中心とする大型合併が進んでおり、先月末には、スイスの金融大手クレディ・スイス・グループが、米投資銀行のドナルドソン・ラフキン・アンド・ジェンレット(DLJ)を115億ドル(約1兆2000億円)で買収する計画を発表。7月には、スイスの銀行大手UBSが、米投資銀行ペインウェバーを160億ドル(約1兆7000億円)で買収する計画を発表した。さらに世界最大級の金融機関ができることで、国境を越えた金融再編が加速する可能性がある。
チェース・マンハッタンはJPモルガンの買収により、企業の合併・買収(M&A)の仲介、株式・債券の引き受け、取引業務など、投資銀行のサービスを強化できるうえ、約3000億ドル(約32兆円)もの預かり資産を一気に加え、資金力をつけることができる。また、欧州市場で強みを発揮するチェースと、米国や日本市場に強いJPモルガンが補完し合うことで、国際的に顧客基盤を拡大する狙いもあるという。
チェースは過去2年間で、英ロバート・フレミングや米ビーコン・グループなど、投資銀行業務に強い3つの金融機関を買収し、規模拡大、サービスの多様化を図っていた。一方、JPモルガンは、競合社の相次ぐ合併で、「再編の波に乗らない限り、生き残りは難しい」(米金融アナリスト)とみられ、独金融大手のドイツ銀行と交渉がうわさされるなど、合併は時間の問題とみられていた。
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