投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 30 日 11:45:05:
29日の米株式市場は、ハイテク銘柄の多いナスダック店頭市場の総合指数が、前日より105.50ポイント安い3672.82ポイントと大幅に下落し、3700ポイントを割り込んで引けた。大企業中心のダウ工業株平均も、終値は前日より173.14ドル安い1万650.92ドルと、2日ぶりに1万600ドル台まで下落した。
前日の取引終了後、米コンピューター大手アップルコンピュータが業績見通しを下方修正したのを受け、この日だけで同社株が前日終値比で約52%も暴落し、株式時価総額が約100億ドル(約1兆800億円)減少した。米証券大手の有力アナリストが、他の主要コンピューターメーカーの投資格付けも引き下げたことから、コンピューター、半導体、通信関連などハイテク銘柄が軒並み大幅に下落した。
米株式市場は、前週末の22日から、ハイテク関連企業が収益見通しを下方修正するたびに、その企業の株価が20―40%も急落、全体の相場を揺さぶる状態が繰り返されている。市場には「ユーロ安、原油高を背景に、大企業の収益予想の修正がさらに相次ぐのではないか」(米投資銀行)といった警戒感が強まっている。
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