投稿者 倉田佳典 日時 2000 年 9 月 12 日 19:18:48:
09/12 09:59 急激な米インフレを警戒 日本は構造改革が不十分 外経93 #01
【ワシントン11日共同】国際通貨基金(IMF)は十一日、米
国での予想以上に急激なインフレを国際金融市場での重大なリスク
として挙げ、国別リスクでは日本経済に最も注目すべきだとする「
国際資本市場報告」を発表した。
昨年の報告では、米株式相場の大幅な下落がリスクであると指摘
、同時下落が懸念されたドル相場にも警戒感を表明した。しかしそ
の後、米株式やドル相場が安定を維持したため、今回は「予想以上
に急激なインフレ」へと軌道修正したとみられる。
(続) 000912 1000
[2000-09-12-09:59]
続き (改行で次文書 E:終了)
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09/12 09:59 急激な米 外経93 #02
日本については、金融や企業部門の再構築が不十分だと強調。自
律的な景気回復に向け民間企業の一段の取り組みが必要として、構
造改革の遅れを重ねて懸念している。
世界経済については、強い回復ぶりで金融市場も全般に改善して
いると評価。「米経済は強く、欧州の経済成長は不確実」とした。
為替相場では、米経常収支の赤字拡大が原因で中期的に主要通貨
の相場が変動する可能性を指摘。しかし「どの方向に相場が動くか
は明確ではない」との見方を示した。
(続) 000912 1000
[2000-09-12-09:59]
続き (改行で次文書 E:終了)
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09/12 09:59 急激な米 外経93 #03
日本については当面、財政、金融両面での景気刺激策を取ること
が重要と強調。景気の自律回復後の政策修正では、円相場の大幅変
動を招く恐れがあるため、注意深い対応が重要とした。
(了) 000912 1000
[2000-09-12-09:59]
09/12 10:00 国際資本市場報告の要旨 外経94 #01
【ワシントン11日共同】国際通貨基金(IMF)が十一日発表
した「国際資本市場報告」の要旨は次の通り。
一、世界経済の強い回復とともに、世界の金融市場情勢は全般に
改善。
一、国際金融市場の重要リスクは、米国で予想以上のインフレが
起きることで、米国の株価下落につながるかもしれない。
一、米国のインフレ懸念が適切に抑制されたとしても、米経常収
支の赤字拡大が原因で中期的に主要通貨の相場が変動する可能性が
ある。相場が動く方向は明確ではない。
(続) 000912 1000
[2000-09-12-10:00]
続き (改行で次文書 E:終了)
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09/12 10:00 国際資本 外経94 #02
一、国別では、日本のリスクに最も注目すべきだ。
一、日本の金融、企業部門の再構築は不十分。自律的な景気回復
に向け、民間企業の一段の取り組みが必要。
一、当面は財政、金融両面の景気刺激が日本市場に強く影響。
一、自律回復達成後の政策の修正は、円相場の大幅変動を招く恐
れがあり、注意深く行うことが極めて重要。
(了) 000912 1000
[2000-09-12-10:00]