投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 27 日 15:29:28:
共産党の宮本顕治名誉議長(91)が十一月の党大会で「名誉役員」となることが二十七日までに固まった。同党はすでに「不破委員長―志位書記局長」体制で運営されており、宮本氏の肩書から「名誉議長」が外れることで、これを一段と印象づけることになりそうだ。
現在の共産党の規約では「名誉役員や顧問をおくことができる」と定めており、この規定に基づいて、運用上は名誉議長、名誉幹部会委員、顧問の各ポストを設置していた。しかし、新しい規約では「名誉役員をおくことができる」として「顧問」を廃止。これと同時に、名誉役員を名誉議長と名誉幹部会委員に分ける運用もとりやめる。
宮本氏は一九五八年に書記長に就任し、七〇年から委員長、さらに八二年には議長となり、党の実権を長期にわたって握り続けた。しかし、九七年九月の前回党大会で、「高齢」を理由に議長を勇退し、名誉議長に選出された。現在では党運営への影響力はほとんどないと見られている。