巨大地震・予知データが隠されている?(週刊ポスト10/6)

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投稿者 一刀斎 日時 2000 年 9 月 25 日 22:40:27:

週刊ポスト10/6
巨大地震・予知データが隠されている?

噴火、地震、集中豪雨。相次ぐ〃天変地異〃に遭遇した今、最大の関心は「次に
来るのは何か」だろう。しかし、長年の研究にもかかわらず、地震予知に関する
情報はほとんど伝わってこない。正確な情報がもたらされぬまま、我々は不安に
おののいているほかないのか−−

「パニック回避のために公開せず」という指摘も00.9.25
今年7月8日の三宅島の噴火は、当初の観測に反して、その後の大噴火へと続
き、島民全員避難という未曽有の規模に拡大した。さらに、震度5以上を何度も
記録する伊豆諸島の不気味な群発地震は今なお続いている。そして、9月11日
から12日にかけて突然、東海地方を襲った集中豪雨は、天災に備えを持たない
都市の弱点を露呈した。集中豪雨は昨年、福岡で死者を出しているだけに、その
威力にいまさらながらに驚かされたわけである。
それにしても、相次ぐ〃天変地異〃には不安を隠せずにはいられない。一体、い
ま、この地球で何が起きようとしているのか。
実は、一連の異常気象、地殻変動を結ぶキーワードこそ、「地球温暖化」にほか
ならない。まず、都市における集中豪雨のメカニズムについて、藤田祐幸・慶応
大学助教授(物理学)が解説する。
「太陽からの熱が陸と海の温度差を生み、高気圧や低気圧を作り出す。ところが
対流圏はごく薄い層だから、膨大な量に達した人工的な熱エネルギーが、それを
撹乱してしまっているのだと思う。都市に眼れば、その対流圏は直径60キロ
メートル、厚さ10キロメートル。限定されたエリア内で、電力消費や自動車の
排ガス、エアコンの放出熱など、おびただしい量の人工的な熱が大気を暖め、海
から湿気をはらんだ空気を内陸へと呼び込んでいる。日本の都市部が、これまで
なかった亜熱帯性のスコールに襲われるようになったのはそれが原因です」
これは「大気の逆転層」といわれるものだが、陸地で人工的に膨大な量の熱が発
せられ、地表周辺に熱がこもってしまった状態だと、その上空の気圧は低くな
り、海側から湿気を多くはらんだ大気を呼び込んで雨雲が発生する。これがとり
わけ都市部に豪雨をもたらすというわけである。
地球温暖化は都市部のヒートアイランド現象をもたらしているだけではない。あ
る高名な海洋地質学者は、「正式な研究成果がまだ出ていないので」と、匿名を
条件にこう指摘するのである。「地球の温暖化が海流に影響を及ぼしていること
は、定説になっている。それが火山の活動や地殻変動にも関係していることはほ
ば間違いない。そのメカニズムの解明が研究者の間で進んでいる。今のところ、
三宅島の噴火、伊豆諸島の群発地震、危惧される東海地震をつなぎ合わせて論じ
る正確なデータはない。しかし、地球温暖化が地殻変動に与える影響とメカニズ
ムが解明されれば、今ある手法とはまったく違う地震予知方法が講じられること
になるかもしれない」
我々が日々の生活で排出している熱が、集中豪雨ばかりか地震を起こしている可
能性の指摘は衝撃的だ。

数年以内に「東海地震」が
三宅島の噴火、伊豆群発地震となれば、誰しもその相関を予想するのは東海地震
だろう。
東海地震の予知を目指す気象庁長官の諮間機関、地震防災対策強化地域判定会で
も両者の関係について侃々誇々の議論が交わされており、専門家の間にも危機感
が高まっている。
東海地震は、阪神・淡路大震災を上回るマグニチュード8クラス、震度7以上と
なる範囲も100平方キロに及ぶと予想されている。建物の損壊は43万棟、死
傷者は9万4000人。4〜10メートルの津波もあるとされている。
「溝上シナリオ」。同判定会の溝上恵会長(東大名誉教授)が98年に発表した
もので、東海地震の発生までのメカニズムを大胆に予測したものである。同判定
会でもたびたびテーマになっている。
溝上シナリオでは、フィリピン海プレートでの地震活動が活発化した1974年
を契機として発生までを6期に分けている。その全てのメカニズムはここではと
ても説明しきれないが、シナリオは、主に周辺域での地震の頻度を前兆現象とし
て捉えている。これまでは96年5月に静岡県中部地震が発生して以来、第3期
にあるとされていた。
しかし、新島から静岡を結ぶ断層帯もしくはその南の海側プレートでのマグニ
チュード6〜7の地震活動が第4期の兆候に当たるとされていることから、伊豆
群発地震の発生で、現在はその第4期に突入したと解釈できる。
問題は「溝上シナリオ」上、1〜3期に20数年かかっているのに対し、4期以
後、6期(地震発生まで1週間)に至る期間は、たった数年しか要しない、とい
うことである。ちなみに、東海地震に向かって、駿河湾西岸の地面は沈降を続け
ており、地震発生の前に沈降は止まり、やがて隆起に転じると考えられている
が、この沈降は現在鈍化していることが確認されていることから、科学技術庁防
災科学研究所関係者は、「注意信号のランクがひとつ上がった」と警鐘を鳴らし
ている。
にもかかわらず、気象庁は、伊豆諸島の地震と東海地震との関連、影響を言下に
否定し、溝上会長自身も、公式にはその関連性を否定している。なぜか。琉球大
学理学部の木村政昭教授が語る。
「現段階での地震予知は学者個人の学説に負う部分が大きく、逆にいえば、全員
が納得する理論というのは存在しえない。組織内の意思統一を図ることは難し
く、したがって組織としての発表となると、より無難な方向へと流れてしまいが
ちな傾向は拭えない」
つまり、伊豆諸島の地震が東海地震の前兆である〃可能性〃があるにもかかわら
ず、あえてその可能性が公表されていないかもしれないというのである。
「溝上シナリオ」の存在を前提にすれば、詳細な予知は別としても、東海地震が
いつごるまでに起きるかを予知したデータが存在すると考えて当然だろう。自治
体防災関係者の間には、「微震であってもテレビのテロップで地震情報がすぐさ
ま流れるのは、予知データを元に、大地震に備えさせる警告の意味があるのでは
ないか」という指摘すらある。
地震予知連ほか、政府当局は存在するはずの予知データを隠しているのではない
のか。

逃げまどう人たちで大暴動
日本の地震研究を行なう公的機関としては、まず科学技術庁が統括する地震活
動・地殻変動の研究機関である地震調査委員会、次に国士地理院長の諮間機関で
地震学者が学説を発表する場となっている地震予知連絡会、そして東海地震の予
知を行なう気象庁地震予知情報課の3組織が 設けられている。
巨大地震の予測データの有無について、この3つの機関に間い合わせてみた。
地震調査委員会を統括する科技庁研究開発局地震調査研究課では、こう語る。
「あり得ない。地震調査委員会の設立目的自体が研究データを広く一般の人に利
用してもらおうというものであり、研究途中のデータであっても、重要な異変が
起こった場合は公表する」
地震予知連絡会の事務局・国士地理院地理地殻変動研究センターでは、
「異常なデータが見つかれば予知連の本会議の後で記者発表などを行なってお
り、情報は公開している」
さらに気象庁地震予知情報課でも、
「観測されたデータは全て公表している。隠しても仕方ありません」
いずれも予測データは存在しないという答えだった。しかし、それにしては、た
とえ震度3の小規模な地震であっても、事前に情報がもたらされたことは皆無と
いってよく、いかに地震予知が困難であるとはいえ、国民は何も知らされていな
いに等しい。危機管理の専門家で『コントロール・リスクス』日本支社長の山崎
正晴氏が語る。
「かりに、かなり高い確率で地震が起こるというデータがある場合、パニックを
避けるために政府は情報を弱めに発表するかもしれない。たとえば〃24時間以
内に東京でマグニチュード8の直下型地震が起こる可能性が高い〃などと発表し
たら、どうなるか。逃げようとする人たちによる交通事故、乱闘、食物の奪い合
いなど暴動が起きるのは間違いない。問題は、地震が起きた時の国の対策がしっ
かりできていないことだ。阪神大震災の時、対応手順がまったく整っていないこ
とが露呈した。国民は政府の対応策に不信感を持っており、だから地震予知にパ
ニックを起こす。地震が起きた時に国と自治体、自衛隊の連携をどうするかなど
の対応策をしっかりと決め、国民を安心させることが先決だ。それがなければい
くら地震予知に金をかけても、画餅に帰すことになる」
国民が何よりも求めているのは、正確な情報である。




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コメント
 
1. 嶋田正廣[1] k4iTY5CznEE 2018年6月07日 10:28:43 : Ieyc6wzbbM : GBomryKQOLQ[1]
現在日本に於いて、南海トラフ地震や首都直下地震を予知する、科学的な計測方法。


 計測機器を使用して科学的に巨大地震の発生を予知するには、日本全国に配備されている震度計での地震予知は不可能です、あらゆる方面から巨大地震を分析しそのデータを収集分析し、巨大地震発生前に何が起こり、どのような要因で現象が発生し、その要因を計測記録し次回に照合し、有効利用できるか否かです。
巨大地震発生前には電磁波や低周波振動音・微弱電流の発生・地磁気の異常・放射能ラドンやオゾンの発生などが示唆されています。地質的には隆起や沈下の発生も起きています。

 電磁波計測での地震予知を研究されている専門科学者も沢山いらっしゃいます、近未来に巨大地震の発生が予測されている地域での電磁波計測も希望いたします、微弱電流の計測ではギリシアVAN法での地震予測も実績の報告が有ります、いずれにも地震発生時刻の特定は無理だと感じます、
ペルーヤナチャガ・チェミレン国立公園内の動体検知カメラのビデオ映像の解析で、科学的に動物に地震予知が実行でき事前避難が出来る事は証明されました、同じ事が日本の江戸では人間にも出来ていました、ペルーでの動物移動はオゾン・空気中の陽イオンの関与が示唆されているが、江戸の井戸掘り職人が穴の底・井戸で地鳴りを聞き薄気味悪くなり(土砂崩れによる死の恐怖)仕事を切り上げて避難した翌日に安政江戸地震が発生し、大正関東地震発生前にも地鳴りを聞きながら仕事をしていた井戸掘り職人が地震発生1時間前に生死を考えるほどの音量(デシベル数値のアップ)で仕事を切り上げて避難した事が報告されています。陽イオンが海水中で小魚に死の恐怖を与えるほどのパワーは無いと感じます、低周波振動音は太平洋の対岸まで届き小魚に死の恐怖を与えます。
GPS観測基準点の隆起や沈下での地震予測も研究されていますが、大規模地震発生時刻の予知は出来ません、電車を何週間も止められません。

過去に発生した巨大地震の前兆現象・宏観異常現象から、海水中も陸上(空気中)でも、巨大地震発生前に放出され、同じ様に伝わるが海水中の方が強力に伝わるパワーは振動音です、それを感じた動物は本能的に死の恐怖を感じます、中国海城地震発生前に冬眠中の蛇が地上で凍死したように、東北地方太平洋沖地震発生3日前に、太平洋の対岸ロスアンゼルス・キングハーバーで数百万匹の小魚が湾の奥で酸欠死した様に、大正関東地震発生前に海沿いの多くの場所でカニが陸上に上がって来た様に、死ぬより怖い思いをしての行動だと感じます。

 巨大地震発生前の振動音とは 1ヘルツから30ヘルツ程度の、動物には聞こえても人間には聞こえない【不可聴低周波振動音】とそれ以上のヘルツで【地鳴り】と呼ばれますが、鳥取県や三重県や新潟県では地震発生3日前に位から地鳴りの報告が有った地震が発生しており、大正関東地震ではかなり前から地鳴りの報告が有りました、現在それらを計測するには地下岩盤断層から放出された振動音限定で計測する必要が生じます。

数多くの振動音測定器が発売されていますが、1ヘルツから測定する必要が有り、高価ですが株式会社リオンの低周波音レベル計システム(4台セット)では測定可能で、10本の周波数ヘルツと音圧デシベル・時刻(秒)が波線グラフで画面上に表示されます、突然の異常増音が画面に表示され巨大地震の前兆現象が目視でき、地震を引き起こす断層がパソコン地図画面上に浮かび出ます。

魚は振動音に非常に敏感で、ハクレンは音に反応して非常に高く飛び上がり、鍛造製品を作る工場の横の小川でも小魚が飛び上がり、クジラの食事方法のバブルネットフィーディングでは、口から泡を出しながら音も出し小魚を囲い込み大きな口で下から丸呑みします、阪神淡路大震災発生前の瀬戸内海では  海底(個体)に住む魚が水中(液体)に浮かび、海の中で暮らすカニやタコが陸上(空気・気体)に上がって来ました、低周波音の恐怖から逃れる為と推測できます、音は個体・液体・気体の順で早く強力に伝わる為に生への逃避行動です、大正関東地震発生前に多くの海沿い地方でカニが陸上に上がって来た事例が報告されています。

巨大地震発生前に地下岩盤断層から前兆現象として放出されている要素は地上(空気中)でも海水中でも等しく出ています、それに刺激されて生物(動物も魚も)は同じ様に異常行動(逃げ出します)を起こします、空気中の陽イオンが海水中で小魚にも影響を与えるとは考えずらいです、しかし音・振動音は海水中でも陸上でも、生物に同じ様に影響を与え・生物は音源の反対方向へ逃げ出します、(株)リオンの低周波音レベル計システムでは計測可能です。

巨大地震発生を予知するには1デシベルからの低周波音を計測記録出来れば実現できます、突然地下岩盤断層から異常な音が出た時(音圧デシベルの増音)が巨大地震発生前の前兆現象の始まりで、1〜2週間後に巨大地震が発生します、途中経過として音圧デシベルの増減が有り、2〜3日前や当日には更なる音圧デシベルの上昇が波線グラフで表示され、ピーク時に地震が発生します。

地下断層が特別な圧力を受け変形する時・地震発生前に出す音圧デシベルはおおよそ一定に成り、地震の巨大さ・規模で少し大きく成りますが、2度目からの地震発生タイミングの時刻設定が可能に成ります、例えると鉛筆を何本か折ると同じ様なデシベル数値が出ます、少し大きめの木材を折るとデシベル数値は増えますが、材料により同じ様な数字に成り、岩盤断層から地震の前兆現象として出るデシベル数値の上限も予測出来、巨大地震発生タイミングも音圧デシベルの数値の上昇から判断できます、未来においては一定のデシベル数や時間経過で避難指示が発令されます。
ただし計測方法を一定にし・共有させる必要が生じます。


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