投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 24 日 22:27:55:
スイスで24日、外国人の数を全人口の18%以内に制限するか否かを問う国民投票が行われ、反対多数で否決が確実な情勢となった。極右勢力が提案していたもので、国際関係への悪影響などを訴えた政府の反対キャンペーンが効を奏した形だ。この否決により、排外主義の動きに歯止めがかかることになる。
同日午後2時半(日本時間同日午後9時半)現在、26州のうちグラーレス州で確定が出て、賛成は44.5%。地元テレビによると、賛成は4割弱で、大差で否決の見通しという。
スイスは、欧州の中でも外国人の比率が高く、全人口の19.2%にあたる約137万人の外国人が住んでいる。5月に人の自由往来に道を開いた欧州連合(EU)との一括通商協定が国民投票で承認されて以降、その反動もあって極右勢力の動きが活発となった。8月には閣僚が演説中、極右勢力の妨害によって立ち往生したり、武器の隠匿が摘発されたりするなどの事件が起きていた。
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