投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 23 日 12:08:58:
【モスクワ22日=花田吉雄】
露インターファクス通信によると、ウクライナの治安当局(SBU)は二十二日、同国内でクーデター計画を未然に摘発、犯行グループを身柄拘束したと発表した。
発表によると、同グループはチェルノブイリ原子力発電所、キエフ人造湖ダム、ガス・パイプラインなど国内の重要拠点の破壊工作の準備を進めていたほか、ウクライナ軍の武器弾薬庫の占拠と武装ほう起などを計画していたとされる。捜査当局は、武装ほう起を呼びかけるげき文や地図、作戦計画書、その他の関係書類を押収した。ただ、犯行グループは国内の三地方の出身者であること以外、人数や犯行目的、計画の進行状況などは明らかにされていない。
一九八六年に史上最悪の放射能漏れ事故を起こしたチェルノブイリ原発は、その後、原因となった四号炉など三基が閉鎖または稼働停止となっており、現在は三号炉のみが稼働を続けている。ウクライナ政府は米政府との間で、今年十二月十五日に同原発を完全閉鎖することで合意している。
(9月23日01:03)