投稿者 FP親衛隊國家保安本部 日時 2000 年 9 月 12 日 13:19:44:
十一日午後五時ごろ、佐賀空港に着陸直前の名古屋発全日空559便(エアバスA320―200型機)で、堀江房雄機長(53)が突然、機長席で意識を失って倒れた。着陸操作は副操縦士が行って無事着陸、乗客・乗員十六人にけがなどはなかった。
堀江機長は着陸後、救急車で病院に運ばれたが、脳内出血とみられ、意識不明の重体。
運輸省航空局で、パイロットの健康管理などに問題がなかったか調査を始めたが、同局によると、飛行中のパイロットが病気などで操縦不能になったケースは、わが国ではこれが初めてと見られる。
同局によると、堀江機長は高血圧の既往症があり、一九九三年にはほぼ一年間、義務付けられている身体検査に合格せず、ライセンスが停止していたことがある。発作が起きたのはこの日四便目の乗務だったが、副操縦士によると、搭乗前はやや疲れた様子を見せていただけで、異常はなかったという。機長の発作時、全日空機は高度約三百メートルで、着陸寸前だった。
(9月12日12:49)